生成AI機能を共同開発~服薬指導や薬歴作成支援 mediLab、三菱電機ITソリューションズ
mediLabと三菱電機ITソリューションズ(MDSOL)は、MDSOLが昨年6月から販売を開始した保険薬局向け次世代コミュニケーションサービス「AnyCOMPASS」の薬歴クラウドサービスについて、生成AI技術を活用した服薬指導・薬歴作成支援機能を共同開発すると発表した。
mediLabは、東京大学発のAIを活用した処方箋入力支援システムを開発し、保険薬局業務向けにAI技術を活用した業務負荷の軽減に取り組んできた。大規模言語モデル(LLM)についての技術を保持しており、保険薬局の業務効率化に関する多くの実績がある。
一方、MDSOLは、AnyCOMPASSの第1弾として薬歴クラウドサービスを昨年6月から販売を開始し、レセコンであるMelphin/DUOと一体型で保険薬局向けにシステムを展開している。
今回、両社が共同開発することにより、最新技術である生成AI技術を活用した調剤薬局向けの服薬指導・薬歴作成支援システムが開発できると判断し、提携に至った。
今後、両社は第1弾として、生成AI技術を活用したAnyCOMPASS薬歴クラウドサービスを10月頃を目標に開発し、まずSOAP形式の薬歴に雛形を作成して薬剤師の業務効率化を図る。東大の保持する生成AI技術を活用し、ハルシネーションへの対応も行うと共に、LLMモデルを活用した高度な生成AIを活用した薬歴の自動生成、服薬支援機能などの高度化を実現し、薬剤師と患者の健康向上に貢献していく考えだ。
両社は9月22~23日にさいたま市で開催される第57回日本薬剤師会学術大会を皮切りに、MDSOLブースで成果物を参考出展する予定。
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出典:薬事日報
薬+読 編集部からのコメント
mediLabと三菱電機ITソリューションズ(MDSOL)は、保険薬局向け次世代コミュニケーションサービス「AnyCOMPASS」の薬歴クラウドサービスについて、生成AI技術を活用した服薬指導・薬歴作成支援機能を共同開発すると発表しました。