”漢方”に強くなる! まるわかり中医学 更新日:2024.01.17公開日:2023.06.13 ”漢方”に強くなる! まるわかり中医学

知れば知るほど奥が深い漢方の世界。患者さんへのアドバイスに、将来の転職に、漢方の知識やスキルは役立つはず。薬剤師として今後生き残っていくためにも、漢方の学びは強みに。中医学の基本から身近な漢方の話まで、薬剤師・国際中医師の中垣亜希子先生が解説。

 第92回 「亀板(きばん)」の効能 アンチエイジング&更年期対策などに美容と健康によいカメ系の中薬

亀は漢方の本場・中国では薬としても扱われます。中国や台湾へ行ったことがある方は、薬膳デザートの亀ゼリーを食べたことがあるかもしれません。今回は、亀系の中から、「亀板・亀甲(きばん・きっこう)」と「亀板膠(きばんきょう)」の効能や用い方、注意点についてお話しします。

1.薬効が高く、薬膳にも活用される亀系の薬食(やくしょく)

中医学には、薬と食べ物の間に、厳密な境界線がありません。あえて分けるなら、薬は「薬効が高い・でも味はいまいち」なもの、食べ物は「薬効はそれほど・でもおいしい」なものでしょうか。さらに、「薬効があり・しかもおいしい」という、薬と食べ物のはざま的な薬食があります。薬膳のレシピに似たような食材ばかり出てくるのは、そうした薬食を多用するからです。

 


 

今回登場する亀板も、はざま系の仲間といってもいいでしょう。亀(イシガメ科のクサガメ)の甲羅を「亀板」あるいは「亀甲」といい、これを煎じつめてニカワにしたものを「亀板膠」と呼びます。
 
潤いを補う「滋陰(じいん)」の力に優れている亀は、長寿を望む方にふさわしい薬食。まさに「鶴は千年、亀は万年」です。亀板よりも亀板膠のほうが、滋陰作用はさらに優れています。

 

「亀板or 亀甲」? 「お腹側 or 背中側」 ?

亀板について調べると、亀甲という名称もたびたび出てきます。日本では、一般的に「亀板」と呼ばれることが多いですが、公定書である「日本薬局方」や「日本薬局方外生薬規格」には収載されていません。
 
さらに調べていくと、『漢方のくすりの事典(医歯薬出版)』には「亀板 別名:亀版、亀甲」とあり、『中薬大辞典(上海科学技術出版社)』には「亀版 異名:亀甲、神屋(しんおく)、亀殻(きかく)、…(以下略)」と記載されています。
 
中国の公定書である『中華人民共和国薬典2020年版』には「亀甲」とあり、中国最古の薬学書である『神農本草経』にも、同じく「亀甲」の名前で収載されています。以上のことから、一般的に、「亀板(亀版)」と「亀甲」は同じものと考えて問題なさそうです。
 
また、亀板を解説した記事などでは、「亀のお腹側の甲羅(腹甲)」と書いてあることが多いのですが、先の『中華人民共和国薬典2020年版』には、「亀科の動物 烏亀Chinemys reevesii(Gray)の背甲および腹甲」と規定されており、背甲も含めています。

 


 

そのほかの書籍を参照してみると、「クサガメの甲板、主として腹甲(漢方のくすりの事典)」、「クサガメなどの腹甲(中医臨床の中薬学)」、「亀科動物の烏亀の腹甲(上海科学技術出版社 中薬学)」と記載があります。亀甲と亀板は同一種の薬物であり、薬理的な区別はないようです。
 
ちなみに、日本の大手生薬問屋さん(ウチダ和漢薬)が現在取り扱っている亀板は、中国産で部位は腹甲のみとのことです。

2.亀板(亀甲)のはたらき

亀板は中薬学の教科書において、滋陰薬(じいんやく)に分類され、陰虚(いんきょ)や津虚(しんきょ)など、“潤い不足の状態”を改善します。滋陰薬は、補陰薬(ほいんやく)、養陰薬(よういんやく)とも言います。

 
► 第19回 陰陽学説~陰陽のバランスを崩すと病気に(7)身体への表れ方

 

生薬や食べ物には四性(四気)と呼ばれる「寒・熱・温・涼」の4つの性質があり、さらに、温めもせず冷やしもしない、寒熱の偏りがないものは「平(へい)」といいます。
亀板は「寒性」に分類されます。

 

■生薬や食べ物の「四気(四性)」 

亀板の四気五味(四性五味)は「寒性(書物によっては微寒性)、甘・鹹味」なので、次のような作用があることが分かります。

 

・微寒性=冷やす・冷ます性質。寒性より冷ます程度は少ない。
・甘味=補う性質。
・鹹味=軟堅散結(なんけん・さんけつ:中医学で、痰(※)や瘀血によるしこり・腫瘤・結石などを次第に消滅させる治療法)・瀉下のイメージ。薬膳では補血や補陰のニュアンスも。(※痰:水の停滞、瘀血:血の停滞のこと)

 

また、「寒性と甘味」は潤いを生む組み合わせです。これを「甘寒生津」と言い、中医学や薬膳の分野でよく登場する言葉ですから、覚えておくと便利です。

 

<潤い(津液、液体、陰)を生み出す組み合わせは3つ>
・酸甘化陰(さんかんかいん)…酸味と甘味を組み合わせる
・甘寒生津(かんかんしょうしん・せいしん)…寒性と甘味を組み合わせる
・鹹寒生津(かんかんしょうしん・せいしん)…鹹味(しおからい)と寒性を組み合わせる

 

そして、亀板は「肝・腎・心」に作用(帰経する)します。帰経とは、薬物が作用する部位のことで、つまり、薬効の表れる範囲を指します。例えば、血流を良くするといっても、足腰なのか、頭なのか、特に効かせたい部位に合わせて、用いる薬物が異なるということです。

 

3.腎精と腎陰を補う「亀板」「亀板膠」

中医学で言う「腎(じん)」は、西洋医学で言う腎臓だけでなく、泌尿器系・生殖器系・副腎機能・脳などの広い範囲を指します。また、「腎のグループ」は、泌尿器系・生殖器系・ホルモン系・免疫系・骨代謝・水分代謝・足腰・耳・歯・骨・髪・脳と、広い機能と範囲に及びます。生長・発育・老化・生殖に関わる全身の機能をつかさどるのが「腎」であり、すべての世代の健康を根本から支えているといえます。
 
「腎」の機能が弱まることを「腎虚(じんきょ)」といいます。腎虚があると、子どもは発育不全があらわれやすく、大人は老化が加速して、生殖機能の低下・腰痛もち・物忘れ・耳のトラブル・老眼などのいわゆる老化現象があらわれやすくなります。

 


 

腎虚が生まれつきであっても、出生後の養生によって立て直せます。反対に、腎が充実した状態で生まれてきても、不摂生な生活をしていれば腎虚はどんどん進みます。
 
全身の根本は腎の陰陽にあり、さらに、腎の陰陽の根本は「腎精(じんせい・腎の精)」にあります。中医学の養生の真髄は、この「腎精」をいかに充実させるか、どれだけ減りをゆっくりさせるかにあります

 
► 【関連記事】中医学の永遠のテーマ「腎精」のおはなし

 

≪腎虚の症状一覧≫
腎虚によってあらわれやすい症状を一覧にしました。いくつ当てはまるかは体質によってさまざまで、1つだけのこともあれば、複数のこともあれば、すべて当てはまる方もいます。

(1)生殖のトラブル
男女ともに生殖機能の低下・性欲減退・早期閉経・AMH低値・卵子や精子の質や発育が悪い・更年期障害(男性・女性)。

(2)生長のトラブル
子どもの発育不全、老化。

(3)水分代謝のトラブル
頻尿、尿漏れ、失禁、多尿、小尿、むくみ、喉が渇きやすい、ふらつきなど。

(4) 生命力の低下
倦怠感、疲れやすい、無気力、免疫力の低下、免疫疾患、病気になりやすい、病気が治りにくいなど。

(5) 髪のトラブル
白髪、脱毛、髪が細い、髪の毛が薄い、カサカサ乾く。
► 【関連記事】第55回 健康で美しい髪を手に入れる養生&生薬

(6) 耳のトラブル
難聴、耳鳴、ふらつきなど。

(7) 骨のトラブル
骨粗鬆症、虫歯になりやすい、歯が欠けやすい、歯がぐらつく、骨折しやすいなど。

(8) 脳・記憶のトラブル
物忘れ、認知症、記憶力の低下など。

(9)呼吸のトラブル 
呼吸困難、喘息、慢性的な呼吸器系の弱さ

(10)足腰のトラブル
足腰がだるく力が入らない、腰痛もち、膝痛、足がもつれやすい、下半身のふらつきなど。

4.亀板(亀甲)はどんな時に用いられるのか(使用例)

腎虚にはいくつか種類があり、亀板や亀板膠は、「腎虚」と「腎虚」の状態に向きます。高齢になると腎精不足が顕著になる傾向がありますが、年齢が若くても油断できません。過労・ストレス・夜寝ないで起きている・食生活の乱れなどの不摂生も、深く関係しています。
 
► 第74回 中医学の永遠のテーマ「腎精」のおはなし
 
『中医臨床のための中薬学(医歯薬出版株式会社)』には、「亀板・鹿茸は益腎健骨に働き、筋骨萎弱に用いるが、亀版は養真陰・益腎陰・通任脈に働き、鹿茸は補真陽・助腎陽・補督脈に働く」とあるように、単品で用いるよりも鹿茸(あるいは鹿角膠)などと組み合わせるとより効果的です。
 
代表的な使用例を見ていきましょう!

 

(1) アンチエイジング作用:老化を防ぎ心身を若く保つ
(2) 男女の妊活に
(3) 更年期対策に
(4) 子供の発育不全・筋骨を丈夫に
(5) 美容と健康に
(6) 滋養強壮・病後の消耗に

 


 

 

(1) アンチエイジング作用:老化を防ぎ心身を若く保つ

亀板は潤い(=陰)の中でも最も根本の腎陰を補い、さらに、腎陰・腎陽の根本である腎精も補います。腎の働きを補うことで、心身に活力を与え、エイジングケアや健脳が期待できます。

 

(2) 男女の妊活に

亀板は古くから男女の不妊症に用いられてきました。腎精の不足があると、男性では精子の質や量がいまいち、女性では卵子の育ちが悪い・変性卵・空胞・AMHが低いなどの症状があらわれることがあります(注意:これらの症状=腎精不足とまでは言い切れません。ほかの体質が関係する場合もあります)。

 


 

亀板は、男女ともに腎陰虚・腎精虚による生殖機能の低下に対して、体質に合わせて他の生薬と組み合わせて用いられます。日本の代表的な処方に、亀板膠と鹿角膠(ろっかくきょう・鹿角から作るニカワ)などを組み合わせた「亀鹿二仙膠(きろくにせんきょう)」の加減方(※)があります。注意点として、(虚弱な)妊婦さんに対しては、基本的に亀板や亀板膠は用いません。
※加減方…症状に応じて生薬を足したり引いたり、分量を増減すること

 

(3) 更年期対策に

男女の更年期障害に用いられます。特に女性は、誰でも35歳を過ぎると腎虚が始まります。閉経が近づくと腎虚が進み、閉経してから半年も経つと確実に腎虚があります。更年期のホットフラッシュやほてり・のぼせが「陰虚火旺」によるものの場合は、亀板はもってこいです。上述した「亀鹿二仙膠(きろくにせんきょう)」の加減方もよいでしょう。

 

(4) 子供の発育不全・筋骨を丈夫に

中国では、新生児の泉門(頭蓋骨の境目)の閉鎖遅延を含む、子どもの「五遅・五軟(ごち・ごなん※)」に対して、亀板や亀板膠を用います。また、年齢を問わず、腎精不足による、足腰がだるくて無力・筋骨が弱いなどの症状にも活用されます。代表処方は「虎潜丸(こせんがん)」です。
※五遅・五軟
五遅…「立つ」「歩行」「髪がはえる」「歯がはえる」「話す」の、5つの遅れ。立遅・行遅・髪遅・歯遅・語遅。
五軟…「頭が上がらない」「泉門が閉じない」「首がすわらない」「手足が軟らかく無力」「筋肉が軟らかく痩せている」「脾胃が弱く口唇が淡白色で、しっかり噛めず涎をたれ流す」の、5つの軟弱さ。頭軟・項軟・手足軟・肌肉軟・口軟。

 

 

(5) 美容と健康に

亀板や亀板膠は、血や潤い(=陰)を補うことで、肌に弾力と潤いを、髪にハリ・ツヤを与えます。寒性なので、ほてり・のぼせがあるような熱がりの人に向いています。熱がりでない方、冷え性の方は、上述した「亀鹿二仙膠(きろくにせんきょう)」の加減方など、鹿角膠のように補腎陽して温める生薬と組み合わせるとよいでしょう。

 

(6) 滋養強壮・病後の消耗に

動物性の生薬は「血肉有情之品(けつにくゆうじょうのしな)」と呼ばれ、ガッツリと補腎精・補腎陰・補血できる特徴があります。そのため、高齢の妊活や高齢出産後の養生薬として、また、仕事に家事に介護にと、超多忙な人たちの心身を支える滋養強壮に、他の生薬と合わせて活用されます。

 

5.亀板(亀甲)の効能を、中医学の書籍をもとに解説

ここでは中薬学の書籍で紹介されている亀板(亀甲)の効能を見ていきましょう。効能の欄には、四字熟語のような文字が並んでいます。一瞬ギョッとするかもしれませんが、漢字の意味から効能のイメージを掴むのに役立ちます。

亀板(キバン)

【分類】
滋陰薬

【出典】
神農本草経

【処方用名】
亀板・生亀板・炙亀板・敗亀板

【基原】
イシガメ科TestudinidaeのクサガメChinemys reevesii GRAYなどの腹甲。異物同名品が多い

【性味】
甘・鹹、寒

【帰経】
肝・腎・心

【効能と応用】
(1)滋陰潜陽(じいん・せんよう)・清虚熱(せいきょねつ)
・陰虚火旺の骨蒸潮熱(こつじょうちょうねつ)・盗汗(とうかん)・遺精(いせい)などの症候に、熟地黄(じゅくじおう)・知母(ちも)・黄柏(おうばく)などと用いる。
方剤例)大補陰丸(だいほいんがん)

・陰虚陽亢の頭のふらつき・めまい・頭痛などに、天門冬(てんもんどう)・玄参(げんじん)・竜骨(りゅうこつ)・牡蠣(ぼれい)などと使用する。
方剤例)鎮肝熄風湯(ちんかんそくふうとう)

・熱病傷陰(ねつびょうしょういん)による虚風内同で焦燥(しょうそう)・筋肉のひきつり・痙攣などを呈するときに、生地黄(しょうじおう)・白芍(びゃくしゃく)・鼈甲(べっこう)・牡蠣(ぼれい)などと用いる。
方剤例)三甲復脈湯(さんこうふくみゃくとう)・大定風珠(だいていふうじゅ)

(2)益腎強骨(えきじん・きょうこつ)
腎精虚による腰や膝がだるく無力・筋骨が弱い・泉門の閉鎖遅延などの症候に、熟地黄(じゅくじおう)・鎖陽(さよう)・虎骨(ここつ)などと使用する。
方剤例)虎潜丸

(3)固経止崩(こけい・しほう)
陰虚血熱による不正性器出血・月経過多などに、白芍(びゃくしゃく)・椿根白皮などと使用する。
方剤例)固経丸

(4)養血補心(ようけつ・ほしん)
心血虚(しんけっきょ)の驚きやすい・動悸・不眠・健忘などの症候に、竜骨(りゅうこつ)・遠志(おんじ)・菖蒲(しょうぶ)などと用いる。
方剤例)枕中丹

【用量】
9~30g。煎服。丸・散に入れてもよい。

【使用上の注意】
(1)煎服するときは生用し、丸・散に入れる場合には炙用(炙亀板・敗亀板)する。なお、煎剤に入れるときには先煎する必要がある。
(2)陰虚有熱にのみ用い、脾胃虚寒・外邪未解には禁忌。妊婦にも禁忌。

 
※【分類】【処方用名】【基原】【効能と応用】【用量】【使用上の注意】は『中医臨床のための中医学』(医歯薬出版株式会社)より引用/【出典】【性味】【帰経】は『中医学』(上海科学技術出版社)より部分的に抜粋し筆者が和訳・加筆したもの

このように、亀板は腎陰を補いながら冷やすため、陰虚火旺が原因のほてり・のぼせ・寝汗(=盗汗:とうかん)・ホットフラッシュなどに用いられます。また、腎精を補うことから、子どもの発育不全や、足腰の弱さ・筋骨の弱さにも効果的です。さらに、血を補って心を養うため、心血不足による不眠・動悸・不安感・驚きやすい・健忘などの症候にも用いられます。

6.亀板・亀板膠の注意点と入手方法

冷やす性質を持ち、しかも動物性である亀板や亀板膠は、もたれやすい傾向があります。したがって、「脾胃(ひい≒消化器系)虚弱の体質」や「脾胃が冷えている体質」の人は使用に注意が必要です。

 


 

 

飲みやすい「亀鹿二仙膠(きろくにせんきょう)」

亀板や亀板膠を用いた処方は、日本では食品扱いです。亀板や亀板膠、またはこれらを使用し製品化されたものも取り扱っていることが多いです。どれを入手するにしても、大手の信頼できる老舗メーカーのものを選びましょう。原料・有効成分の濃度・製剤化の技術などにおいて、ある一定のレベルを保ち良質であることが多いように思います。
 
この記事で何度か登場している「亀鹿二仙膠」は、補腎精・補腎陰の最高峰とも言える亀板・亀板膠と、補腎精・補腎陽の最高峰とも言える鹿茸・鹿角膠を合わせた処方で、バランスよく補腎精・補腎陰・補腎陽できます。老若男女問わず服用可能ですが、基本的には妊婦さんの服用は控えましょう。
 
日本では消化器系が弱い方のために、「亀鹿二仙膠」をベースに、山査肉(サンザシの実)や大棗(ナツメ)、補肝腎作用をアップする山茱萸(さんしゅゆ)や枸杞子(クコの実)などを、絶妙に配合した製品があります。猫ちゃんのオヤツの「ちゅ~る」のような剤型をしていて、飲みやすくおすすめですよ。
 
個性のある中薬ですので、使用する際は中医学の専門家に必ずご相談ください。

 
参考文献:
・小金井信宏(著) 『中医学ってなんだろう(1)人間のしくみ』東洋学術出版社 2009年
・丁光迪 (著), 小金井 信宏 (翻訳) 『中薬の配合』 東洋学術出版社 2005年
・凌一揆(主編)『中薬学』上海科学技術出版社 2008年
・中山医学院(編)、神戸中医学研究会(訳・編)『漢薬の臨床応用』医歯薬出版株式会社 1994年
・神戸中医学研究会(編著)『中医臨床のための中薬学』医歯薬出版株式会社 2004年
・許 済群 (編集)、 王 錦之 (編集)『方剤学』上海科学技術出版社2014年
・神戸中医学研究会(編著)『中医臨床のための方剤学』医歯薬出版株式会社 2004年
・伊藤良・山本巖(監修)、神戸中医学研究会(編著)『中医処方解説』医歯薬出版株式会社 1996年
・羅 元愷 (編集), 曾 敬光 (編集) 『中医婦科学』上海科学技術出版社2005年
・李時珍(著)、陳貴廷等(点校)『本草綱目 金陵版点校本』中医古籍出版社 1994年
ウチダ和漢薬『生薬の玉手箱 亀板と鼈甲(キバンとベッコウ)』
・『中薬大辞典』上海科学技術出版社 小学館 
・翁 維健 (編集) 『中医飲食営養学』 上海科学技術出版社 2014年6月
・日本中医食養学会(編著)、日本中医学院(監修)『薬膳食典 食物性味表』燎原書店 2019年
・邱紅梅(著)、茨城中医薬研究会(編集)『不妊症のおはなし』
・包海燕(監修)、栃木・新潟中医薬研究会(編集)『可愛い赤ちゃんをあなたに』
・王愛延(著)『妊活中の養生』

 
 
 

中垣 亜希子(なかがき あきこ)

すがも薬膳薬局代表。国際中医師、医学気功整体師、国際中医薬膳師、日本不妊カウンセリング学会認定不妊カウンセラー、管理薬剤師。
薬局の漢方相談のほか、中医学・薬膳料理の執筆・講演を務める。
恵泉女学園、東京薬科大学薬学部を卒業。長春中医薬大学、国立北京中医薬大学にて中国研修、国立北京中医薬大学日本校などで中医学を学ぶ。「顔をみて病気をチェックする本」(PHPビジュアル実用BOOKS猪越恭也著)の薬膳を担当執筆。

すがも薬膳薬局:http://www.yakuzen-sugamo.com/

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