在庫型物流センター開設~ロボット活用し効率追求【ウエルシア薬局】
ウエルシアホールディングス子会社のウエルシア薬局は、在庫型物流センターのウエルシア西関東RDCを、物流事業を手がけるセンコーが運営する神奈川県綾瀬市の「綾瀬ロジスティクスセンター」に開設した。ロボットを活用することで作業効率を追求していく。
新センターは、綾瀬市の玄関口として2021年3月に東名高速道路に新設された綾瀬スマートインターチェンジに隣接。圏央道への接続も容易で、東京都、神奈川県だけでなく山梨県、長野県までを配送範囲としている。
また、風水害リスク、地震による液状化リスクの低いエリアに立地し、大型災害発生時も物流を止めない体制を整えている。敷地内には危険物倉庫を併設し、コロナ禍で需要が拡大している除菌アルコールなどの衛生用品の保管にも対応する。
新センター内は、作業の大幅な効率化、省人化を図る大型設備を導入。これまで人がフォークリフトで行っていた出荷業務について、作業者の確保しづらい夜間に自動倉庫とアームロボットが行い、日中に作業者が行うピース作業の前準備を完了させる仕組みとなっている。
ウエルシア薬局は、業界初の大規模な在庫型物流センターの開設により、既存の西関東エリアの物流センターを集約・在庫化することで、トラック台数削減によるCO2排出削減につなげる。太陽光パネルの設置など環境に配慮した取り組みも行う。
一方、センコーは、新センターの開設によって顧客のサプライチェーンを支えると同時に、西関東・甲信エリアにおける事業基盤と配送ネットワークの強化を推進する。
新センターは、延べ床面積5万3800m2、鉄骨造の地上4階建て(耐震構造)。設備はパレット自動倉庫、ケース自動倉庫、デパレアームロボット、段積みアームロボット、ケース順建て機、ピースソーター、ケースソーターなど。
出典:薬事日報
薬+読 編集部からのコメント
ウエルシアホールディングス子会社のウエルシア薬局は、在庫型物流センターのウエルシア西関東RDCを神奈川県綾瀬市に開設しました。新センター内では大型設備を導入し、これまで人がフォークリフトで行っていた出荷業務についてロボットを活用し、作業効率を追求していくとしています。