同僚、患者さん、ドクター、毎日あらゆるところに気遣いしながらフル回転の薬剤師さん。現役薬剤師さんに、仕事の「アレコレ」をこっそり打ち明けていただきました。「あるある!」と共感できる話から、ウソみたいな本当の話まで。多彩なエピソード、揃ってます!
vol.8
「すべての薬を最安値で!」にこだわる患者さん
今回の薬剤師さん
M.Yさん 調剤薬局勤務・男性・30代
ものすごく明細を気にする患者さんがいます。まず、夜なら薬局に入った瞬間に「今、夜間点数は取られますか?」。お薬を渡したあとは、点数を毎回しっかり確認されるので、こちらもドキドキしますし……。
その方は「ジェネリックでちょっとでも安く抑えたい」と、ネットで最安値のメーカーを調べてくるんです。毎回、自分で調べたリストを持ってきて、「これが最安値だから、全部この薬で揃えて」と。「取り寄せに時間がかかってしまいますが」と伝えても「手持ちの薬がまだあるから、待てるよ」と言われてしまったり。
ジェネリックは同じ薬品で10円20円と違うことはないんですけど、メーカーによって6.5銭とか6.4銭とか、ちょっと違うことがありますよね。結局、合計の金額になるとどちらも同じなんですけど、患者さんからは「とにかく最安値で揃えてくれ」と。
大きな声では言えませんが、その患者さんが希望したお薬、他の方には出ないので毎回在庫になって捌けないんですよね。正直、困ってます。
「薬局内のこんなことに悩んでる……」「こんな患者さんが来てびっくり!」など、薬剤師ならではの経験・体験をお話しいただける薬剤師さんを募集中!
こちらから、ご都合のよい日時を記載の上でお申し込みください。
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編集部からのコメント
安値の追求もそこまでいくと、もはや執念!?
合計の金額は変わらないのに、単価は安くないといけないんですね。
無駄遣いの多い私としては、そこまで調べられる情熱がちょっとうらやましいような。