実際にあった! 薬剤師あるある体験談 公開日:2026.04.17 実際にあった! 薬剤師あるある体験談

 

医療に欠かせない職種でありながら、どこか影が薄いと言われてしまうこともある、薬剤師という哀しき存在……。「あるある話」を通して、もっと知ってください。私たち薬剤師のこと!

 

毎回ドキドキ、ヒヤヒヤ……薬剤師の特に難しい仕事【薬剤師のあるあるシーン#20】

 

毎回ドキドキ、ヒヤヒヤ……薬剤師の特に難しい仕事

イラスト/浅水シマ

 
今回の「あるある」は、調剤室での苦労話です。

 

0.5錠を指示する処方箋を受け取ると、「今日は大丈夫だろうか」と思ってしまいます。実は、錠剤を半分に割るというのは、結構難しい作業です。錠剤に割線が入っていて比較的簡単なものもありますが、そうでないものもあります。専用のはさみを使ってもうまく割れない時があり、完璧に均等に割ることの難しさに毎回ヒヤヒヤ。そのため、常に「誤差(許容範囲)に入るように」と祈るような気持ちで作業しています。

 

半分に割る方法は、素手、専用はさみ、スパーテル(薬さじ)などいろいろあり、どれを使うかは人によりけりです。しかし、どの方法でも多少の練習や経験は必要になるのではないでしょうか。また、崩れやすい錠剤の場合、崩れた部分も1袋に入れるのは当然の対応です。ただし、ひどい割れ方をした時は破棄。あまりにも崩れやすいなら破砕して粉薬にする方法もありますが、私は「上手に割れない」ことを理由に破砕したことはありませんでした。

 

結局、「集中する」「はさみをきちんと割線に当てる」といった基本の徹底が何よりの対策なのだと思います。「小さな0.5錠」には、薬剤師の努力とワザが込められているのです。

患者さんへの対応から
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執筆/藤野紗衣(ふじの さえ)

東北大学薬学部卒業後、ドラッグストアや精神科病院、一般病院に勤務。現在はライターとして医療系編集プロダクション・ナレッジリングのメンバー。専門知識を一般の方に分かりやすく伝える、薬剤師をはじめ働く人を支えることを念頭に、医療関連のコラムや解説記事、取材記事の制作に携わっている。
ウェブサイト:https://www.knowledge-ring.jp/