抗HIV薬「プレジコビックス」、7日付で緊急薬価収載
ヤンセンファーマのHIV感染症治療薬「プレジコビックス配合錠」(成分名:ダルナビル エタノール付加物/コビシスタット)が7日付で薬価基準に緊急収載される。11月30日に中央社会保険医療協議会総会で了承された。
抗HIV薬は、緊急に薬価収載を必要とする医薬品の一つとされ、それを受けた対応。同剤には、類似薬効比較方式Iが適用され、算定薬価は1錠2002.80円となった。企業側の市場予測は、ピーク時の9年目に投与患者数3400人、販売額25億円。
同剤については、安全性の観点から、新薬に適用される14日処方制限ルールの対象から外すことを中医協総会が了承した。
HIV感染症治療薬は、市販後に原則として全例調査を行うことが義務づけられており、製造販売する企業が共同で調査する枠組みにより、患者の安全性確保が網羅的、効率的に実施されていると考えられることから、処方日数の制限は設けないこととした。
同剤は、11月22日に承認されていた。
出典:薬事日報
薬+読 編集部からのコメント
緊急に薬価収載を必要とする医薬品である抗HIV薬。ヤンセンファーマのHIV感染症治療薬「プレジコビックス配合錠」が2016年12月7日付で薬価基準に緊急収載されることが決まりました。安全性の観点から14日処方制限ルールの対象からは外され、算定薬価は1錠2002.80円ということです。