私の髪は黒くて重く見えるため、髪を染めています。それほど明るい色ではないのですが、見た目はいわゆる「茶髪」です。先日、上司から髪の色を注意されてしまいました。やはり、髪を染めていることはよくないのでしょうか?
薬剤師としてどう見られるかを意識する
病院などでは髪の色についてカラーチャートの番号でルールを定めているところもあるようです。しかし私自身の経験からいっても、薬局でそこまで厳密なルールを定めている会社はまだ少ないですね。
髪の色が明るすぎる、あるいは髪型が派手すぎると、なぜいけないのか。一言で言うなら「薬剤師らしさ」から外れてしまうからです。薬局にはさまざまな方がいらっしゃいます。自分自身は「これくらいはセーフ」と思っても、ほかの人が「アウト」と言えばアウトなのです。もちろん、人の価値観は十人十色なので、すべての人が「セーフ」と判断する基準を明確にすることはできません。しかし、「アウト」と思う人がゼロになるよう努力することが大切です。
特にこのケースでは実際に注意を受けている状態なので、ルールに従うという意味でも早急に対処すべきでしょう。私も女性として、おしゃれを楽しみたい気持ちはよくわかります。ただ、仕事中はやはり「薬剤師としてどう見られるか」を最優先するのがプロフェッショナルだと思います。
髪の色が明るすぎる、あるいは髪型が派手すぎると、なぜいけないのか。一言で言うなら「薬剤師らしさ」から外れてしまうからです。薬局にはさまざまな方がいらっしゃいます。自分自身は「これくらいはセーフ」と思っても、ほかの人が「アウト」と言えばアウトなのです。もちろん、人の価値観は十人十色なので、すべての人が「セーフ」と判断する基準を明確にすることはできません。しかし、「アウト」と思う人がゼロになるよう努力することが大切です。
特にこのケースでは実際に注意を受けている状態なので、ルールに従うという意味でも早急に対処すべきでしょう。私も女性として、おしゃれを楽しみたい気持ちはよくわかります。ただ、仕事中はやはり「薬剤師としてどう見られるか」を最優先するのがプロフェッショナルだと思います。
世間が抱く「薬剤師らしさ」のイメージに合わせる
では、なぜ「薬剤師らしくなければいけないのか」。たとえば、薬について相談したいことがある場合。「黒髪の薬剤師と茶髪の薬剤師、どちらが誠実に対応してくれそうに見えるか」というアンケートを取った場合、黒髪の薬剤師に多くの票が入るのではないでしょうか? もちろん、それは上辺だけの判断であり、実際には茶髪の薬剤師の方が真面目に答えるのかもしれません。しかし、一瞬の判断で「誠実そう」、「頼りになりそう」と思ってもらえるなら、薬剤師としては断然メリットが大きいのではないかと思います。
たとえば「学校の先生」や「銀行員」で考えればわかりやすいかもしれませんね。もし、学校の先生が明るい茶髪だったら、少なくとも「意外だ」と思うはずです。同じように、薬剤師も世間一般の人が思い描くイメージがあり、そこから逸脱してしまうと、信頼や信用を築くためにマイナスからスタートすることになります。「黒髪だと重く見える」ことと、「誠実そうな薬剤師に見える」こと。どちらを重視すべきかを考えれば、おのずと答えは出ると思います。
たとえば「学校の先生」や「銀行員」で考えればわかりやすいかもしれませんね。もし、学校の先生が明るい茶髪だったら、少なくとも「意外だ」と思うはずです。同じように、薬剤師も世間一般の人が思い描くイメージがあり、そこから逸脱してしまうと、信頼や信用を築くためにマイナスからスタートすることになります。「黒髪だと重く見える」ことと、「誠実そうな薬剤師に見える」こと。どちらを重視すべきかを考えれば、おのずと答えは出ると思います。
村尾 孝子(むらお たかこ)
薬剤師、医療接遇コミュニケーションコンサルタント。
株式会社スマイル・ガーデン代表取締役。
薬剤師として総合病院薬剤部、漢方調剤薬局、調剤薬局で20年以上にわたり調剤、患者応対を経験。管理薬剤師として社員の人材育成に注力する。
現在は医療現場経験を活かし、医療接遇コミュニケーションコンサルタントとして活躍中。
株式会社スマイル・ガーデン : http://smile-garden.jp/
ブログ「いつもワクワク Always Smiling!」: http://smilegrdn.exblog.jp/
株式会社スマイル・ガーデン代表取締役。
薬剤師として総合病院薬剤部、漢方調剤薬局、調剤薬局で20年以上にわたり調剤、患者応対を経験。管理薬剤師として社員の人材育成に注力する。
現在は医療現場経験を活かし、医療接遇コミュニケーションコンサルタントとして活躍中。
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