薬剤師のお悩みQ&A 更新日:2023.04.27公開日:2014.10.27 薬剤師のお悩みQ&A

第9回 藤本和子 先生

これまで4回にわたって藤本先生にうかがってきた「薬局の防災について」。最後に、災害に備えておくべき物品と、具体的な通信手段をリストにしました。
ここにある内容をもとに、各薬局で災害への備えを見直してみましょう。

災害に備えて薬局にあると便利なものリスト

 

☑電子式ではない秤

現在薬局に置いてある秤は電子式がほとんどです。電気がなくても使用できる秤を1台用意しておきましょう。

☑薬包紙

停電で分包機が動かない場合、お薬を1包ずつ手で包んでいく必要があります。その薬局で1日に使用する分包数×3日分くらいの薬包紙を用意しておきましょう。

☑手書き薬袋

停電するとプリンターもパソコンも使用できなくなります。薬袋をプリンターで出力している薬局では、手書き薬袋も3日分ほど準備しておきましょう。

☑トランシーバー

薬局が1階と2階に分かれているなど、頻繁に内線電話を使用している薬局では、トランシーバーを通信手段のひとつとして用意しておくと便利です。

☑救急セット

薬局内でけが人が出たときのために、消毒薬、包帯などの救急セットを準備しておきましょう。

☑食糧・水

薬局の職員数×3日分ほど準備しておきましょう。用意したあとは、定期的な期限チェックを忘れずに。

 
 

災害時に役立つ通信手段リスト

 

☑衛星電話

維持費がかかり、通信料も高めとなりますが、チェーン薬局の場合は近隣数店舗で1台でも良いので確保しておくと安心です。個人薬局の場合は、近隣の薬局と協力しあって数軒で共用するのもいいですね。

☑災害用伝言ダイヤル

災害時にNTTより提供が開始される声の伝言板です。平時では下記の日程で体験できますので、一度練習しておくといいかもしれません。

 • 毎月1日と15日
 • 防災週間:8月30日~9月5日
 • 防災とボランティア週間:1月15日~1月21日
 • 正月:1月1日~1月3日

☑ウェブ掲示板

特定のグループや組織の複数人で情報を共有することができるため、一斉に状況把握ができます。「不足物品を重複して送ってしまった」などの事態も防げます。

☑SNSアプリ(Skype、Twitter、Facebook、LINEなど)

画像を添付して共有できるSNSアプリはスマートフォンに複数あるといいでしょう。薬局のメンバー内でアカウントをフォローし合えば、心強い連絡手段のひとつになります。

災害に備えて薬局にあると便利なものリスト

 

☑電子式ではない秤

現在薬局に置いてある秤は電子式がほとんどです。電気がなくても使用できる秤を1台用意しておきましょう。

☑薬包紙

停電で分包機が動かない場合、お薬を1包ずつ手で包んでいく必要があります。その薬局で1日に使用する分包数×3日分くらいの薬包紙を用意しておきましょう。

☑手書き薬袋

停電するとプリンターもパソコンも使用できなくなります。薬袋をプリンターで出力している薬局では、手書き薬袋も3日分ほど準備しておきましょう。

☑トランシーバー

薬局が1階と2階に分かれているなど、頻繁に内線電話を使用している薬局では、トランシーバーを通信手段のひとつとして用意しておくと便利です。

☑救急セット

薬局内でけが人が出たときのために、消毒薬、包帯などの救急セットを準備しておきましょう。

☑食糧・水

薬局の職員数×3日分ほど準備しておきましょう。用意したあとは、定期的な期限チェックを忘れずに。

 
 

災害時に役立つ通信手段リスト

 

☑衛星電話

維持費がかかり、通信料も高めとなりますが、チェーン薬局の場合は近隣数店舗で1台でも良いので確保しておくと安心です。個人薬局の場合は、近隣の薬局と協力しあって数軒で共用するのもいいですね。

☑災害用伝言ダイヤル

災害時にNTTより提供が開始される声の伝言板です。平時では下記の日程で体験できますので、一度練習しておくといいかもしれません。

 • 毎月1日と15日
 • 防災週間:8月30日~9月5日
 • 防災とボランティア週間:1月15日~1月21日
 • 正月:1月1日~1月3日

☑ウェブ掲示板

特定のグループや組織の複数人で情報を共有することができるため、一斉に状況把握ができます。「不足物品を重複して送ってしまった」などの事態も防げます。

☑SNSアプリ(Skype、Twitter、Facebook、LINEなど)

画像を添付して共有できるSNSアプリはスマートフォンに複数あるといいでしょう。薬局のメンバー内でアカウントをフォローし合えば、心強い連絡手段のひとつになります。

藤本和子先生プロフィール
共立薬科大学薬学部卒、薬学博士。共立薬科大学薬理学講座助手、生体内物質の微量測定を中心に脳内物質の研究に従事。2005年より薬剤師卒後教育の生涯学習センター専任教員、2009年より現職の慶應義塾大学薬学部生涯学習センター助教に就任し、既卒薬剤師に必要な学習提供の場を推進している。また、災害医療支援薬剤師の養成、およびSports Pharmacist活動を行っている。

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