薬剤師会

多職種連携教育を充実~京都薬大と京都橘大が協定

薬+読 編集部からのコメント

ともに京都市山科区内にキャンパスを構え、新幹線の線路や京都刑務所を挟んで対角線上に位置する京都薬科大学(北側)と京都橘大学(南側)が、多職種連携教育を充実させるために協定を締結。互いの教育資源を共有できるよう整備をはかり、それぞれの大学の講義を両大学の学生が受けられようになるそうです。両大学ともに山科区と地域連携協定を結んでいることから、調印式には“立会人”として、山科区長の堀池雅彦氏が出席しました。

京都薬科大学と京都橘大学は18日、医療分野の教育と研究の連携を強化する協定を締結した。2大学はこれまでチーム医療の視点を学生に教える「多職種連携教育」をワークショップ形式で開催。京都薬大の薬学教育と、京都橘大の看護・健康科学の教育ノウハウを相互に補完して、教育の連携を図ってきた。提携で多職種連携教育を発展させて、チーム医療を実践できる人材の育成を強化する考えだ。

 

ワークショップは2016年から年1回、京都薬大薬学部と京都橘大看護学部の学生を対象に開始。18年には、京都橘大健康科学部理学療法学科の学生まで対象を広げた。仮想症例の治療方針をグループで話し合うことで、各職種の視点や役割を学生が理解できるようになったという。

 

こうした成果を踏まえ今回、両大学は、多職種連携教育の発展を目指して包括連携協定を締結した。今後はプログラムを充実させ、患者に提供すべき医療を多角的に考えられる薬剤師、看護師、理学療法士の育成を目指す。

 

2大学が位置する京都市山科区の地域活性化に貢献する活動にも連携して取り組む。京都橘大の看護学部や理学療法学科の学生と教職員らはこれまで、健康相談や介護予防教室などを山科区で開催してきた。今後は、薬学部の教職員も加えて地域に役立つ様々なイベントを開きたい考え。

 

また、各大学の教育資源を共有できるようにする。例えば、それぞれ他大学の講義を学生が受けられるようにしたり、各大学の施設や設備を共同で利用できるようにしたりする。

 

この日、京都薬大で連携協定が締結され、両大学の学長が協定書に署名した。京都薬大学長の後藤直正氏(写真左)は「医療人として両大学が持つ教育ノウハウを共有していきたい」と抱負を語った。京都橘大学長の細川涼一氏(写真右)は「これからの時代にふさわしい新たな地域連携や地域貢献の形を作りたい」と意気込みを示した。

 

既に両大学は、山科区と地域連携協定を結んでいることから、調印式には山科区長の堀池雅彦氏(写真中央)が出席。「当区は高齢化率30%を超え、45年には43%になるという予想がある。健康寿命の延伸が一番大きな課題。連携の成果を地域に還元してほしい」と期待感を示した。

 

 

 

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出典:薬事日報

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