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医療

専門・認定資格の取得支援~京都薬大が社会人向けプログラム開設

薬+読 編集部からのコメント

社会で活躍できる薬剤師を増やすため、京都薬科大学が2020年度より、専門・認定薬剤師資格の取得を支援する社会人向けの教育をスタートします。大学病院や基幹病院のように経験者から指導を受けられ、必要な技能を体系的に学べる環境にはいない薬剤師さんに門戸を開く形になります。プログラムはeラーニング科目を増やし、遠隔地からでも受講できる体制を整えてあり、学費は入学金1万円と年間受講料15万円となっています。

京都薬科大学は、来年度から専門・認定薬剤師資格の取得を支援する社会人向けの教育を開始する。少人数の演習形式で、症例報告書の作成や研究計画の立案、論文執筆のノウハウなどを1年間かけて教える。専門・認定資格を持ち、社会で活躍する薬剤師を増やすため、大学が持つ教育や研究のインフラを役立てるため体系を構築した。リーダーシップや芸術なども学んでもらい、薬学的な専門性と人間性を兼ね備えた薬剤師を育成したい考えだ。

 

専門・認定薬剤師の取得要件は各領域で異なるが、症例報告書の提出や研究成果の発表、論文執筆などは共通して必要になる。大学病院や基幹病院では、経験者から指導を受け、整備された環境を活用できるため必要な技能を体系的に学べるが、こうしたノウハウを持たない中小病院や薬局では独学でスキルを身に付ける必要があり、所属施設の違いが資格取得の壁になっていた。

 

京都薬大は、社会人向け大学院や生涯教育とは異なる新たなインフラとして大学が機能することにより、周囲に学べる環境が整っていない薬剤師でも専門・認定資格を取得しやすくなると判断。教育プログラムを立ち上げることにした。

 

プログラムは、専門・認定の資格取得に必要な共通のスキルを教える全3コース。取得条件として課されることが最も多い「症例報告書作成」を教えるコースを2020年度から開始し、21年度には発展編の「研究計画・実践コース」「論文作成コース」を加える計画。受講者は、希望の1コースを選んで履修する。

 

全コース共通の必須科目で生命倫理やコーチング、リーダーシップを学習し、芸術や情報通信技術の医療分野への活用などにも触れる。後藤直正学長は「症例報告書を書けるだけでなく、リーダーシップや人間性、管理能力、先進性などを養い、後進育成にも当たってもらえる薬剤師を育てたい」と語った。

 

プログラムの企画に関わった臨床薬剤疫学分野教授の村木優一氏は、「薬剤師が社会を変えていくには、専門・認定資格の取得者を増やさなければならないが、大学病院など個々の施設の取り組みだけでは限界がある。認定取得に必要な教育に大学がもっと密接に関わり、資格を取りたいと思っている人がしっかり取得できるよう支援する必要がある」と話した。

 

プログラムは、eラーニング科目を増やして、遠隔地から受講できる体制を整える。募集人数は各コース20人程度を予定。学費は入学金1万円と年間受講料15万円。

 

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出典:薬事日報

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