医療

病院の薬剤配送で留意点~電話で患者受取り確認を

薬+読 編集部からのコメント

厚労省では、医療機関にて患者さんが新型コロナウイルスに感染してしまうリスクを減らすため、4月より初診からインターネットや電話を利用した診療や服薬指導を時限的措置として認めています。すでに薬局が薬剤を患者さん宅に配送する場合の実施方法は示されていましたが、6月2日付の事務連絡では、その場合に具体的に留意すべき点が示されています。配送業者を利用した場合、インターネット等による診察時に、感染防止の観点から非対面で配送すること、配送後はすぐに薬剤を受け取ること、服用方法や品質などに疑問がある場合はすぐに連絡するよう患者に説明すること、配送後は患者さんが速やかに薬剤を受け取ったかどうかを電話確認するほか、配送物が郵便受け等に確実に入るために梱包する際は寸法に注意するようなど、細心の注意が求められています。
厚労省 事務連絡
http://www.hospital.or.jp/pdf/15_20200602_01.pdf

厚生労働省は2日付の事務連絡で、患者が医療機関で新型コロナウイルスに感染する事態を避けるため、医療機関が患者宅に薬剤を配送する場合に留意すべき点を示した。インターネットや電話を利用して診察する場合に、感染防止の観点から直接接触しない方法で配送することなど患者に説明を行うこと、配送後は患者が薬剤を受け取ったかどうか電話で確認することなどを求めた。

 

厚労省は、患者が医療機関で新型コロナウイルスに感染するリスクを減らすため、4月から時限的措置として初診からインターネットや電話を利用した診療や服薬指導を認めている。

 

既に薬局が薬剤を患者宅に配送する場合の実施方法は示していたが、今回の事務連絡では、医療機関が配送する場合の留意事項を示した。

 

具体的には、配送業者を利用して薬剤を配送する場合、インターネット等による診察時に、感染防止の観点から非対面で配送すること、配送後はすぐに薬剤を受け取ること、服用方法や品質などに疑問がある場合はすぐに連絡するよう患者に説明することとした。

 

配送後は、患者が速やかに薬剤を受け取ったかどうか電話で確認するほか、配送物が郵便受け等に確実に入るために梱包する際は寸法に注意するよう求めた。

 

温度管理が必要な薬剤など非対面による配送が困難な場合は、患者と事前に相談した上で、適切な方法で配送や受け渡しを行うとしたが、自宅療養中の患者や家族には可能な限り非対面で受け渡すよう求めた。

 

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出典:薬事日報

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