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ノーベル医学生理学賞、C型肝炎ウイルス発見した米英出身3氏に

薬+読 編集部からのコメント

2020年のノーベル医学生理学賞は「C型肝炎ウイルスの発見」に貢献した3名の科学者に授与されることとなりました。受賞するのは米国立衛生研究所名誉研究員のハーベイ・オルター、英国出身でカナダ・アルバータ代大教授のマイケル・ホートン、米ロックフェラー大教授のチャールズ・ライス氏です。スウェーデンのカロリンスカ研究所は彼らの研究成果が、輸血後肝炎のリスクを排除する高感度の血液検査の開発や、慢性肝炎を治療する抗ウイルス薬の開発を可能にし、C型肝炎を根絶する希望をもたらしたと評価しています。

スウェーデンのカロリンスカ研究所は10月5日、2020年のノーベル医学生理学賞を「C型肝炎ウイルスの発見」に貢献した米英出身の科学者に授与すると発表した。

受賞するのは、米国立衛生研究所(NIH)名誉研究員のハーベイ・オルター(画像左)、英国出身でカナダ・アルバータ大教授のマイケル・ホートン(画像中央)、米ロックフェラー大教授のチャールズ・ライス(画像右)の3氏。

オルター氏は、A型でもB型でもない未知のウイルスが慢性肝炎の原因となっていることを証明。ホートン氏は「C型肝炎ウイルス」と名付けられた新たなウイルスのゲノムの分離に成功。ライス氏は、C型肝炎ウイルスのみで肝炎を引き起こす可能性があることを示す決定的なエビデンスを提供した。

カロリンスカ研究所は、これらの研究成果が、輸血後肝炎のリスクを排除する高感度の血液検査の開発や、慢性肝炎を治療する抗ウイルス薬の開発を可能にし、C型肝炎を世界から根絶する希望をもたらしたと評価している。

 

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出典:Web医事新報

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