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【19年国民健康・栄養調査】糖尿病疑い、男女とも上昇~肥満者も過去10年で最高

薬+読 編集部からのコメント

厚労省が結果公表した2019年の「国民健康・栄養調査」によりますと、「糖尿病が強く疑われる者」の割合は男性19.7%、女性10.8%と、この10年間で見ると男女とも有意な増減は見られていないものの、最も高い比率となりました。この調査は国民の身体の状況、栄養素等摂取量および生活習慣の状況を明らかにするために全国4465世帯を対象に実施。「糖尿病が強く疑われる者」の割合は、男性が18年の18.7%から1ポイント増加し、この10年間では最も高かった14年の19.5%を上回り、女性も18年の9.3%から1.5ポイント上昇し、過去最高の比率となりました。肥満者の割合は男性33.0%、女性22.3%とこの10年間で最高。女性では有意な増減は見られなかったが、男性では過去7年間で見ると有意に増加しています。

厚生労働省は、2019年の「国民健康・栄養調査」の結果を公表した。「糖尿病が強く疑われる者」の割合は男性19.7%、女性10.8%と、この10年間で見ると男女とも有意な増減は見られていないが、最も高い比率となった。肥満者の割合についてもこの10年間で男女共に最も高く、男性は33.0%と10年前に比べて有意に増加していた。

 

調査は、全国4465世帯を対象に、国民の身体の状況、栄養素等摂取量および生活習慣の状況を明らかにするため実施した。

 

「糖尿病が強く疑われる者」の割合は男性は18年の18.7%から1ポイント増加し、この10年間では最も高かった14年の19.5%を上回った。女性も18年の9.3%から1.5ポイント上昇し、過去最高の比率となった。

 

年齢別では男性が70歳以上が26.4%、60代が25.3%、50代が17.8%、女性が70歳以上が19.6%、60代が10.7%、50代が5.9%と年齢が高い層で割合が高かった。

 

肥満者の割合は男性33.0%、女性22.3%とこの10年間で最も高く、女性では有意な増減は見られなかったが、男性では過去7年間で見ると有意に増加していた。年齢別では男性は40代の39.7%、50代の39.2%と中高年が高い傾向が示された一方、女性は60代の28.1%、70代の26.4%と高齢層で肥満が多かった。

 

また、血中コレステロールに関する状況では、血清総コレステロール値240mg/dL以上の者の割合が男性で12.9%と有意な増減が見られなかった一方、女性では22.4%と有意に増加していた。

 

血圧については、収縮期血圧の平均値は男性132.0mmHg、女性126.5mmHg、収縮期血圧が140mmHg以上の者の割合も男性29.9%、女性24.9%と10年間で男女共に有意に減少していた。

 

一方、現在習慣的に喫煙している者の割合は16.7%と18年から1.1ポイント減少した。男性は27.1%、女性は7.6%といずれも有意に減少している。年齢別で見ると男性の40代が36.5%が最も高く、30~60代ではいずれも3割を超えている。

 

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出典:薬事日報

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