医療

オンライン販売等も検討~OTC関連の規制廃止へ

薬+読 編集部からのコメント

日本フランチャイズチェーン協会などが規制見直しを要望していた「OTC医薬品販売に関する薬剤師等の配置時間規制の廃止」などが12月21日、政府の規制改革推進会議が当面取り組んでいく規制改革の実施事項として取りまとめました。配置時間規制の廃止は2020年度内に結論を得た上で速やかに実施。オンラインを活用した遠隔システムで有資格者がOTC薬の販売、情報提供することについては、今年度から検討をスタートし、早期に結論を得ることになります。一方で、引き続き検討する事項として、オンライン診療・服薬指導の恒久化が盛り込まれました。

政府の規制改革推進会議は21日、当面取り組んでいく規制改革の実施事項として、OTC医薬品販売に関する薬剤師等の配置時間規制の廃止などを取りまとめた。配置時間規制の廃止は年度内に結論を得た上で速やかに実施。オンラインを利用した薬剤師等による販売・情報提供については今年度から検討を始め、早期に結論を得る。


厚生労働省令では、薬局等でOTC薬を販売する場合、開店時間の半分以上は薬剤師や登録販売者を配置するよう求めている。この規制を廃止することについて、今年度中に結論を得た上で、速やかに実施することとした。

 

オンラインを活用した遠隔システムで有資格者がOTC薬の販売、情報提供することについては、今年度から検討をスタートし、早期に結論を得るとした。

 

OTC薬の販売をめぐっては、日本フランチャイズチェーン協会などがこれら規制の見直しを要望。このうち、有資格者を営業時間の半分以上配置する規制については、厚労省が年度内をメドに一定の方向性を出す考えを示していた。

 

一方、引き続き検討する事項として、オンライン診療・服薬指導の恒久化を盛り込んだ。新型コロナウイルス感染拡大に対応する特例措置終了後の初診患者の取り扱い、対象疾患、診療報酬上の取り扱いを含めた恒久化の内容を検討。その上で、来夏をメドに骨格を取りまとめ、実施に向けた取り組みを進める。

 

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出典:薬事日報

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