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イスラエル企業と提携~ミトコンドリア細胞医療で【アステラス製薬】

薬+読 編集部からのコメント

アステラス製薬(本社・東京都中央区)は、ミトコンドリア細胞医療プログラムの全世界での共同研究・開発・商業化に関する戦略的提携とライセンス契約を、イスラエルのミノヴィアセラピューティクスと締結したと発表(7月30日)。アステラスはミノヴィアに対して契約一時金2000万ドルを支払うと共に、将来の前臨床・臨床開発、商業化の進捗に応じたマイルストンとして、製品ごとに4億2000万ドルを支払う可能性があります。両社で他家細胞を用いた革新的なミトコンドリア細胞医療プログラムの創製を加速させていきます。

アステラス製薬は7月30日、ミトコンドリア細胞医療プログラムの全世界での共同研究・開発・商業化に関する戦略的提携とライセンス契約を、イスラエルのミノヴィアセラピューティクスと締結したと発表した。両社で他家細胞を用いた革新的なミトコンドリア細胞医療プログラムの創製を加速させる。

 

今回の契約により、アステラスはミノヴィアに対して契約一時金2000万ドルを支払うと共に、将来の前臨床・臨床開発、商業化の進捗に応じたマイルストンとして、製品ごとに4億2000万ドルを支払う可能性がある。

 

両社は、アステラスが遺伝子操作を行い作製した独自の多能性幹細胞と、ミトコンドリア機能不全に陥った患者から取り出した細胞に健康なドナーから分離・濃縮した正常ミトコンドリアを取り込ませて再び体内に戻す「MATプラットフォーム」というミノヴィアの独自技術を組み合わせ、細胞医療プログラムの研究を進める。

 

ミノヴィアは、ミトコンドリア細胞医療分野に強みを持つ企業で、独自のMATを活用した自家細胞医療プログラムを保有している。

 

アステラスは、米子会社を通じて他家由来の多能性幹細胞ラインから分化した細胞のプログラムを推進しており、ミトコンドリア関連疾患に強い米ベンチャーのマイトブリッジ、英ナンナの買収に続き、ミノヴィアとの戦略的提携によってミトコンドリア分野の基盤をさらに強化する。

 

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出典:薬事日報

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