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【23年度登録販売者試験】合格者3万人割れ続く~累計では40万人を突破

薬+読 編集部からのコメント

2023年度登録販売者試験の合計合格者数は2万2814人と、昨年度より1893人少なくなりました。受験者数も5万2214人と、昨年度に比べて3392人減少。合格率は43.4%で、前年より1.0ポイント低い結果になっています。

全国の自治体で実施された2023年度の登録販売者試験の結果が出揃った。公表された数値をもとに本紙が集計したところ、今年度試験の全国受験者数の総合計は昨年度に比べて3392人少ない5万2214人で、合格者数は1893人減の2万2814人だった。合格率も前年比で1.0ポイント低い43.4%となった(表)。今年度の試験結果から、08年から23年度までの登録販売者試験合格者数の累計人数は41万2469人と40万人を突破した(受験者数、合格者数はいずれも延べ人数)

 

試験実施単位で受験者数が最も多かったのは、関西広域連合(2府4県)の8885人、次いで東京都3729人、神奈川県2881人、愛知県2852人、福岡県2719人、埼玉県2258人、千葉県2251人、静岡県1748人、奈良県1645人、北海道1595人だった。

 

各自治体が公表した試験合格率の上位は、▽群馬県55.2%▽大分県54.9%▽奈良県54.2%▽茨城県53.7%▽福岡県53.4%▽静岡県52.7%▽北海道51.2%▽新潟県50.8%▽長野県50.7%▽熊本県48.8%――の順となった。合格率が50%を超えたのは9道県で、合格率が最も低かったのは香川県の24.9%だった。

 

23年度の登録販売者試験の日程は、関西広域連合と福井県(2府5県)が8月27日と最も早く実施。12月10日の九州・沖縄(8県)まで全8日程で実施された。

 

登録販売者の管理者要件等が23年4月に一部改正施行されたことから、登録販売者試験の出題範囲である「試験問題の作成に関する手引き」も改正された範囲からの出題となった。

 

23年度の試験実施日程、自治体は次の通り。

 

▽8月27日:関西広域連合(滋賀、京都、大阪、兵庫、和歌山、徳島)、福井

 

▽8月29日:茨城、栃木、群馬、新潟、山梨、長野

 

▽8月30日:北海道、青森、岩手、宮城、秋田、山形、福島

 

▽9月6日:富山、石川、岐阜、静岡、愛知、三重

 

▽9月10日:埼玉、千葉、東京、神奈川

 

▽9月24日:奈良

 

▽10月17日:鳥取、島根、岡山、広島、山口、香川、愛媛、高知

 

▽12月10日:福岡、佐賀、長崎、熊本、大分、宮崎、鹿児島、沖縄

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出典:薬事日報

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