”漢方”に強くなる! まるわかり中医学 更新日:2023.03.02公開日:2022.03.15 ”漢方”に強くなる! まるわかり中医学

知れば知るほど奥が深い漢方の世界。患者さんへのアドバイスに、将来の転職に、漢方の知識やスキルは役立つはず。薬剤師として今後生き残っていくためにも、漢方の学びは強みに。中医学の基本から身近な漢方の話まで、薬剤師・国際中医師の中垣亜希子先生が解説。

第78回 プラセンタ(胎盤)も漢方薬? 老若男女に役立つ「紫河車」の効能とは

プラセンタという言葉を聞いたことがある女性は多いかと思います。中国伝統医学(中医学)でも古くからプラセンタ(胎盤)を、薬として養生として、老若男女問わず活用してきました。今回は、近年その効果が注目されている「プラセンタ」=「紫河車(シカシャ)」の“中医学的な”効能についてお話しします。

目次

1.プラセンタとは

ご存知のようにプラセンタ(Placenta)とは胎盤のことで、着床後に女性(有胎盤類の雌)の子宮内につくられる、妊娠期のみのスペシャルな器官です。お腹の中で赤ちゃんを成長させるために、生命を守るさまざまな要素を備えている胎盤には、非常に多くの栄養成分が含まれています。

動物番組などで出産した動物(母)が胎盤を食べているのを目にしたことはあるでしょうか? 妊娠・出産は母体に非常に負荷がかかるため、栄養豊富で滋養のある胎盤はその消耗を補うのに適しているのでしょう。肉食動物に襲われないようにするためではないか、とも言われていますが、いずれにしろ動物の本能ゆえの行動なのですね。
 
哺乳類(人間を含む)が、出産後の自分の胎盤を食べる行為を「胎盤食」と言うそうです。
 
中国伝統医学(中医学)では、ヒトの胎盤(紫河車、胎衣)を古くから現代まで薬として医療の現場で用いてきた歴史があります。現代の日本の漢方薬局においても、出産後にブタの紫河車などを薬として使用することはよくあること。出産後に胎盤を摂取することはちっとも不自然なことではなく、理にかなった、養生上はとても良いことです。

2.紫河車はどんな生薬?アンチエイジング&気・血・精を穏やかに補う

中医学でプラセンタは「紫河車」と書いて「シカシャ」と読む生薬です。人胞・胎衣・杜河車などと呼ばれることもあります。肝腎不足(=精血不足=腎精不足+肝血不足)や気血不足に対して、気・血・精のすべてを補ってくれる、かなり役に立つ中薬です。
 
紫河車は分類としては陽を補う補陽薬(ほようやく)で、陽虚(ようきょ・陽の不足)を改善する薬食です。さらに、紫河車の四気五味(四性五味)は「温性、甘味・鹹味」ですから、次のような作用があることがわかります。

・甘味=補う作用がある
・鹹味(かんみ)=腎に作用する
・温性=温める作用がある

※鹹味(かんみ)というと、軟堅散結・瀉下通便などの他の作用も考えられますが、鹹味のもつ作用・性質の中でも、ここでは、腎を目指して下に降りてきやすい性質や、(中医飲食営養学的に鹹味を捉えると)補腎・補血などのニュアンスになるかと思います。 
 
また、紫河車は特に「肺のグループ」と「肝のグループ」と「腎のグループ」に作用します。これを「肺・肝・腎に帰経する」と表現します。

ちなみに、補陽薬(助陽薬)を中心に用いるのは、身体を温めるエネルギー(陽気)が不足している虚寒証(陽虚証)です。虚寒証の体質や症状を、以下の記事でおさらいしておきましょう。

► まるわかり中医学第15回 陰陽学説~陰陽のバランスを崩すと病気に(3)虚寒証(陽虚証)

紫河車は「腎グループ」の弱りや衰え(=腎虚証)に対して、補う(=補腎)作用を持ちます。補腎は成長しきった大人にとっては腎虚によるトラブルを改善するほか、「抗老防衰=アンチエイジング」も意味し、発育段階の子どもにとっては発育不良であるならば発育を助けることを意味します。

► まるわかり中医学 第74回 中医学の永遠のテーマ「腎精」のおはなし

紫河車の「補腎作用」の大きな特徴は、「補腎精」もするし、「補腎陽」もすること。明代の李時珍(りじちん)が書いた薬学書『本草綱目(ほんぞうこうもく)』には、人胞(紫河車)について、「男女一切の虚損労極、癲癇、失志恍惚を治し、安心養血・益気補精する」と書かれています。
 
紫河車には、気を補う「補気」、血を補う「補血」、腎精を補う「補腎精」、腎陽を補う「補腎陽」、精神を安定させる「安神(あんじん・あんしん)」作用があります。

3.紫河車はどんな時に用いられるのか

紫河車は単味(=1種類だけ※)でも用いますが、作用が穏やかなので他の補益薬と併せて長期間使用するのが一般的です。助陽薬なので温性ですが、そうした薬物にありがちな「乾燥させてしまう」害がありません。そのため、ながーく服用してOKな薬ですし、ながーく服用してこそ効果があらわれる薬となっています。どの症状・状態に用いる時も、重症の場合は量を多くするように中薬学書には書かれています(消化に負担にならない範囲で)。
(※数え方:中薬は「味」で数え、処方は「首」で数えます)

中医学では紫河車はどのように用いられるのか、具体的な例を見ていきましょう。

3-1.肝腎不足(精血不足)による不妊に

加齢により生殖機能が弱り卵子や精子が老化するケースや、年齢的には若くても生殖機能が落ちているケースなどの不妊に対し、男女ともに用います。
 
また、排卵促進剤を使用する不妊治療では、本来の自分のペース以上に卵を育てることになります。この場合、腎精と肝血(あわせて精血と言う)などを消耗すると考えられるため、それらの不足を補う漢方薬を積極的に添えます。
 
紫河車は男女ともに使えますが、女性的な部位であることから、日本の子宝漢方に関しては、女性に用いる場面が多いようにも感じます。男性には、動物の陰茎など男性的な生薬が沢山あってそれらを選択できるから、というのもあります。

3-2.産前・産後・授乳など、極端に精血を消耗する際に

母親は、(1)母体の気・血・陰・陽・精すべてを使って人間を作り出し、(2)大出血をして出産し、(3)その傷がふさがらないうちから、血液を原料にして赤ちゃんに授乳をします。(4)なかには、授乳中に月経が始まる人もいて、その負担たるやトリプルパンチ以上です。
 
まさに「その身を削って」いる状態で、「日々の消耗」とはまったく次元の異なる、極端な気・血・陰・陽・精の消耗の仕方をします。紫河車はこれらを補う漢方薬として重宝します。産後、精神的にも肉体的にも元気がない時に、他の漢方薬と組み合わせて使います。難産や小産(流産)ですごく弱ってしまった時にも用います。
 
高齢で妊娠・出産する場合は(特に第一子)、加齢によってもともと腎虚であるうえに、さらに上述の消耗をするため、ものすごく母体の腎虚が進みます。生まれた子どもも腎虚になりがちですが、意識高くとことん養生することができれば、相応に丈夫に育っていきます。

子どもが生まれると、日本では家族や母親の意識が赤ちゃんに集中しがちです。しかし、高齢出産ならもちろん、そうでなくとも、産後は母親の養生を最重要視し、必要であれば漢方薬を活用するとよいでしょう。妊娠・出産を経て体質が変わることは多く、産前・産後の養生をしっかりすれば体質は良い方へ改善します。
 
漢方薬局ではよく職場復帰に関する母親の悩みを聞きますが、根本的に体質虚弱であれば、早い職場復帰は目指さず、色々な制度を利用して、できるだけ長く精神的にも体力的にものんびりゆったり過ごすとよいでしょう。将来的にまた出産を考えている場合は尚更です。

3-3.更年期障害に用いるかは体質・状況による

紫河車は、クセは強くないけれども、それなりに個性のある生薬です。なので、中医学では、「更年期障害なら紫河車がファーストチョイス」とは、あまりなりません。
 
ひとことで更年期障害といっても、症状は十人十色です。また更年期障害の諸症状に適応する漢方薬は数限りなくありますから、体質や状況に合わせて使い分けます。陰虚内熱(虚熱)による、ほてりやのぼせがある時は、紫河車単独では使用できません。不利益をこうむらないためにも自己判断は禁物です。専門家に任せましょう。

► 【関連記事】まるわかり中医学 第56回 更年期を過ごしやすくする! タイプ別漢方・養生法

3-4.乳汁分泌不足・産後うつなどの「産後トラブル」に

産後に気血不足・精血不足が顕著だと、乳汁の質や量に関するトラブル(おっぱいが出ない、出ても量が少ない、色や質が薄い…等)がよく起きます。
 
紫河車は気・血・精を補う作用があるため、気・血・精が不足して元気がない・産後の乳汁分泌不足などの症状に効果があります。紫河車は穏やかな効きなので、党参(とうじん)・黄耆(おうぎ)などの補気薬や、当帰(とうき)・熟地黄(じゅくじおう)などの補血薬と一緒に用いることで効果を高めます。
 
また、産後うつの原因のひとつとして、気血不足・精血不足があげられます。(原因のひとつとして気血不足・精血不足が考えられるだけで、全ての産後うつの原因が当てはまるとは限りません。ご注意ください。)

産前から気血不足・精血不足の体質がある場合、あるいは、出産後にその傾向がみられた場合、その傾向がみられなくてもそうなりたくない場合などに、紫河車などの気・血・精を補う漢方薬・流して巡りを良くする漢方薬や安神作用のある漢方薬などを、体質に合わせて、必要に応じて飲むとよいでしょう。予防にも治療にも用いることができます。

3-5.肺腎両虚の慢性的な咳

紫河車は「肺の気」と「腎の精」を補うことができるため、肺腎両虚の慢性的な咳にも用います。咳の発作が落ち着いている時に体質改善として服用します。体を根本から丈夫にすることで発作の頻度を軽減します。

3-6.アンチエイジング(健康・美容)に

繰り返しになりますが、紫河車は「腎精を補う」とともに「気と血を補う」作用があります。腎虚による発育不全の子どもに対してはその発育を助け、成長しきった大人にとっては「腎精不足によるトラブルを改善する」ほか、「抗老防衰=アンチエイジング」にもなります!
 
例えば、精血不足によって引き起こされる男女の生殖機能の低下(不妊・インポテンツ・遺精・精子や卵子の質や数の低下など)のほか、腰膝酸軟(ようしつさんなん:足腰がだるくて無力)、腰痛、耳鳴、眩暈などの健康上のトラブルだけでなく、白髪、髪のパサつき、髪が細い、髪が抜ける、乾燥肌、爪が割れやすいなどの精血不足からくる美容上のトラブルにも、紫河車は用いることができます。
 
特に産後は精血・気血を消耗するため、髪が大量に抜けたり、白髪が急に増えたりしますので、体質に合えば、紫河車をそのほかの補気薬・補血薬とともに飲むといいでしょう。ナツメ龍眼肉を食べるのもおすすめです。

そのほか、気血不足による痩せ、精神的にも肉体的にも元気がない、顔色が萎黄(くすんだ黄色)、血液の不足、気血不足による癲癇の反復発作などに、体質改善として用いられます。

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4.紫河車の効能は?中医学の書籍をもとに解説

ここでは中薬学の書籍で紹介されている紫河車の効能を見ていきましょう。
 
効能の欄には、四字熟語のような文字が並んでいます。一瞬ギョッとするかもしれませんが、漢字の意味から効能のイメージを掴むのに役立ちます。

紫河車(シカシャ)

【分類】
補陽薬

【処方用名】
紫河車・杜河車・人胞・胞衣・胎盤粉

【基原】
ヒト科HominidaeのヒトHomosapiens L.の胎盤

【出典】
本草拾遺

【性味】
甘・鹹、温

【帰経】
肺・肝・腎

【効能】
補精(ほせい)、養血(ようけつ)、益気(えきき)

【応用】
1.
腎気の不足や精血の不足による不妊・インポテンツ・遺精・腰のだるさ・眩暈・耳鳴に用いる。紫河車は補肝腎(ほかんじん)・益精血(えきせいけつ)の効能があり、補陽作用(ほようさよう)を兼ねる。ただし、薬力は穏やかである。治療効果を増強するために、その他の補益薬を配合すべきである。

2.
補腎益精・助陽
真陽虚の元気がない・腰や膝がだるく無力・冷える・寒がるなどの症候に、鹿茸(ろくじょう)・淫羊藿(いんようかく)・巴戟天(はげきてん)などと用いる。
腎陰虚の遺精・潮熱・盗汗などにも、熟地黄(じゅくじおう)・亀板(きばん)・杜仲(とちゅう)・牛膝(ごしつ)などと使用する。方剤例)河車大造丸(かしゃだいぞうがん)

3.
気血不足による痩せ・元気がない・顔色が萎黄・産後の乳汁分泌不足に用いる。紫河車は益気養血(えっきようけつ・えききようけつ)の効能をもつ。党参(とうじん)、黄耆(おうぎ)、熟地黄(じゅくじおう)、当帰(とうき)などを配合する。

4.
肺腎両虚(はいじんりょうきょ)による喘息に用いる。紫河車は、補肺気(ほはいき)・益腎精(えきじんせい)するため肺腎両虚の喘息に用いることができる。とくに寛解期に使用すると、根本的な体力がつき、発作が減少する。陰虚内熱(いんきょないねつ)を兼ねるものには、熟地黄(じゅくじおう)、亀板(きばん)、黄柏(おうばく)などの養陰清熱薬(よういんせいねつやく)を配合する。方剤例)河車大造丸(かしゃだいぞうがん)

このほか、気血不足(きけつふそく)による癲癇の反復発作に用いる。これは益気補血(えききほけつ)の効能によるものである。

【用量・用法】
1.5-3g。粉末をカプセルに入れて服用。1日2~3回、重症なら倍量用いる。丸・散にしてもよい。新鮮な胎盤は毎回半分から一つを水で煮て服用する

【使用上の注意】
(1)長期間服用してはじめて効果がある。
(2)陰虚火旺には単独で使用しない。
 
※【分類】【別名】【基原】【応用】2【使用上の注意】は『中医臨床のための中医学』(医歯薬出版株式会社)より引用/【出典】【性味】【帰経】【効能】【応用】1・3・4【用量・用法】は『中医学』(上海科学技術出版社)より部分的に抜粋し筆者が和訳・加筆したもの

このように、紫河車は肝腎不足(精血不足)や気血不足のある老若男女に幅広く用いることができる優れもの。ご高齢者や体質が虚弱な方、産前・産後、病中病後などの体が弱った状態にも穏やかに虚を補うことができ、とても重宝します。特に大病したり、ものすごく消耗したり…ではなくても、滋養強壮・疲労回復・栄養補給のために、日々の養生として摂取するのもよいでしょう。

ちなみに、「へその緒」も「臍帯(さいたい)」の中薬名で使われます。「甘・鹹、温性」で「補腎、納気、斂汗」の効能を持ち、腎虚による咳や盗汗(寝汗)に用います。

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5.プラセンタの種類

日本国内で取り扱われているプラセンタは、大きく三つに分類できます。

(1) 医薬品扱いのもの(医療用医薬品、一般用医薬品)
(2) 食品扱いのもの(健康食品、サプリ、美容ドリンクなど)
(3) スキンケア用品(化粧品扱いのもの、医薬部外品扱いのもの)

当然ですが、「食品扱い」の製品よりも「医薬品扱い」の製品の方が、濃度が高いことが多いです。
 
さらに、ヒト由来のプラセンタ、馬由来のプラセンタ、豚由来のプラセンタなど、由来の違いによる種類があります。プラセンタ(胎盤)を獲得するのは哺乳動物のみなので(哺乳類の多くは有胎盤類らしいです)、基本的にプラセンタは哺乳類の胎盤のことを意味します。最近では、「植物性プラセンタ」「海洋性プラセンタ」などという言葉も耳にしますが、これらは本質的に異なるものです。
 
日本では、ヒト由来のプラセンタ注射薬が、更年期障害・乳汁分泌不全・肝機能障害を治療する医療用医薬品として使われています(保険適用)。ただしこれらの治療以外の、例えば、疲労回復・自律神経を整える・肝機能の強化・美肌づくり(シミ・シワ・くすみ・ニキビなど)などの目的では自費診療となります。

また、安全性の観点から、ヒト由来プラセンタ注射薬を投与した後は献血ができなくなっています(日本赤十字社サイトより)。ちなみに、プラセンタを含む内服薬やスキンケア用品は、使用しても献血はできます。
 
中薬学ではヒトの胎盤(紫河車)を用いますが、日本の漢方薬局では主に豚プラセンタのエキス顆粒剤・錠剤・カプセル剤がよく用いられるようです。身体が弱った時やアンチエイジングしたい時、体質に合いさえすれば、美容と健康を底上げしてくれる紫河車のチカラを試してみるのも一案です。
 
中医学的な効能効果を利用して服用する際には、必ず、事前に中医学の専門家にご相談ください。

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・まるわかり中医学 第50回 楊貴妃も愛用していたスーパーフード・枸杞(クコ)
・まるわかり中医学第56回 更年期を過ごしやすくする! タイプ別漢方・養生法

 
参考文献:
・小金井信宏『中医学ってなんだろう(1)人間のしくみ』東洋学術出版社 2009年・凌一揆(主編)『中薬学』上海科学技術出版社 2008年
・中山医学院(編)、神戸中医学研究会(訳・編)『漢薬の臨床応用』医歯薬出版株式会社 1994年
・神戸中医学研究会(編著)『中医臨床のための中薬学』医歯薬出版株式会社 2004年
・南京中医学院(編)、石田秀実(監訳)『現代語訳 黄帝内経素問 上巻』2014年 東洋学術出版社
・・南京中医学院(編)、石田秀実(監訳)、白杉悦雄(監訳)『現代語訳 黄帝内経霊枢 下巻』2012年 東洋学術出版社
・日本中医食養学会(編著)、日本中医学院(監修)『薬膳食典 食物性味表』燎原書店 2019年
・田久和義隆(翻訳)、羅元愷(主編)、曽敬光(副主編)、夏桂成・徐志華・毛美蓉(編委)、張玉珍(協編)『中医薬大学全国共通教材 全訳中医婦人科学』 たにぐち書店 2014年
・戴毅(監修)、淺野周(翻訳)、印会河(主編)、張伯訥(副主編)『全訳 中医基礎理論』たにぐち書店 2000年
・許 済群 (編集)、 王 錦之 (編集)『方剤学』上海科学技術出版社2014年
・神戸中医学研究会(編著)『中医臨床のための方剤学』医歯薬出版株式会社 2004年
・伊藤良・山本巖(監修)、神戸中医学研究会(編著)『中医処方解説』医歯薬出版株式会社 1996年
・王財源(著)『わかりやすい臨床中医臓腑学 第3版』医歯薬出版株式会社 2016年
・李時珍(著)、陳貴廷等(点校)『本草綱目 金陵版点校本』中医古籍出版社 1994年
・鄧明魯、夏洪生、段奇玉(主編)『中華食療精品』吉林科学技術出版社 1995年
・翁維健(主編)『中医飲食営養学』上海科学技術出版社 2007年
・梁 晨千鶴 (著)『東方栄養新書―体質別の食生活実践マニュアル』メディカルコーン2008年
医療用医薬品ラエンネック注射液(ヒト胎盤抽出物)添付文書
医療用医薬品メルスモン注射液(胎盤絨毛分解物)添付文書
プラセンタ製剤 ビタエックス添付文書

 
 

中垣 亜希子(なかがき あきこ)

すがも薬膳薬局代表。国際中医師、医学気功整体師、国際中医薬膳師、日本不妊カウンセリング学会認定不妊カウンセラー、管理薬剤師。
薬局の漢方相談のほか、中医学・薬膳料理の執筆・講演を務める。
恵泉女学園、東京薬科大学薬学部を卒業。長春中医薬大学、国立北京中医薬大学にて中国研修、国立北京中医薬大学日本校などで中医学を学ぶ。「顔をみて病気をチェックする本」(PHPビジュアル実用BOOKS猪越恭也著)の薬膳を担当執筆。

すがも薬膳薬局:http://www.yakuzen-sugamo.com/