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米企業を完全子会社化~耐性菌治療薬など獲得

薬+読 編集部からのコメント

塩野義製薬は、米キューペックスバイオファーマを完全子会社化し、同社が開発し、AMR治療薬として期待される新規β-ラクタマーゼ阻害剤「ゼロボルバクタム」の開発、製造、販売の権利をグローバルで独占的に獲得します。取得価格は約140億円。薬剤耐性菌を標的とする抗菌薬のほか、外部とのネットワークなどを獲得する狙いです。

塩野義製薬は、米キューペックスバイオファーマを完全子会社化する。取得価格は約140億円。薬剤耐性菌を標的とする抗菌薬のほか、外部とのネットワークなどを獲得する狙い。

 

子会社化に伴い、同社の開発する新規β-ラクタマーゼ阻害剤「ゼロボルバクタム」の開発、製造、販売の権利をグローバルで独占的に獲得する。AMR治療薬として期待される薬剤で、米国生物医学先端研究開発局(BARDA)から開発資金の提供を受けている。

 

薬剤耐性グラム陰性菌感染症を対象に実施中の同剤の第I相試験を引き継ぐ。カルバペネム系抗菌薬「メロペン」を併用薬とする注射剤と、セフェム系抗菌薬「セフチブテン」を併用薬とする経口剤の2剤形でそれぞれ効果を検証する。今後、開発品の進展や承認取得に応じたマイルストンとして最大で総額約60億円を支払う。

 

同社の保有する開発品や人材のほか、BARDAなど各規制当局とのネットワークを取り込み、米国での感染症領域の創薬を推進する考え。

 

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出典:薬事日報

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