薬剤師会

支援薬剤師が能登入り~関東地域で連携も視野 東京都薬剤師会

薬+読 編集部からのコメント

日本薬剤師会より能登半島地震の被災地支援の要請を受け、東京都薬剤師会は1月10日に2班6名の支援薬剤師を石川県へ派遣しました。今後は3泊4日を1クールとし、都薬から薬剤師6人を派遣していく計画です。公式Webサイトの「災害派遣薬剤師登録フォーム」から都薬会員・非会員を問わず支援薬剤師の募集を行っています。

東京都薬剤師会は、日本薬剤師会から能登半島地震の被災地支援の要請を受け、10日に2班6人の支援薬剤師を石川県に派遣した。最先遣隊は11日に穴水町、12日に輪島市で活動し、14日午後に解散した。今後、3泊4日を1クールとして都薬から薬剤師6人を派遣していく計画だ。12日には、ホームページ上に災害派遣薬剤師登録フォームを立ち上げ、都薬会員・非会員を問わず協力を呼びかけていく。

 

都薬は、2日に高橋正夫会長(写真)を本部長とする地震災害対策本部を設置。8日に日薬から薬剤師班の派遣要請を受けた。

現在、災害派遣薬剤師登録フォームから支援薬剤師の募集を行っている。高橋氏は12日の定例会見で、「第1班は役員と委員で出したが、第2班以降については募集をかけているものの、手配できていない。特に1月中は苦慮している」と報告。その上で、「都薬会員には地区薬剤師会を通じてお願いをしているが、ホームページを通じて会員でなくても都内に在勤、在住している先生については対応させていただきたい。できるだけ多くの方々がこのスキームなら行けると思ってもらえるよう日程に関する情報提供をしてほしい」と要望した。

 

災害対応では、1都6県で支援薬剤師の派遣、医薬品を含む物資の流通支援などを検討する「関東・東京ブロック災害対策連絡会(仮称)」を設置し、2月に初会合を開く。

 

高橋氏は、能登半島地震での連携についても、「現段階で東京から6人出せなくても、神奈川や千葉と合わせると6人出せることもある。例えば、県のJMATに薬剤師の参加要請が来た場合、そちらが優先されて6人出すのが難しいので、関東ブロックで薬剤師を派遣することができれば日薬に働きかけることは可能ではないか」との考えを示し、「2月の話し合いで議題が出てくるので、連携を取りながら動いていく」とした。

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出典:薬事日報

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