薬剤師会

【日薬】緊急避妊薬新事業が延期~資材内容の調整で難航 日本薬剤師会

薬+読 編集部からのコメント

日本薬剤師会は、6月20日からスタート予定だった2024年度の緊急避妊薬の試験販売事業を延期することを決定しました。新事業に関する資材内容の見直しなどに時間を要することが理由で、厚労省と調整の上、新事業の開始日を変更することになりました。

日本薬剤師会は、20日から開始するとしていた今年度の緊急避妊薬の試験販売事業を延期することを決めた。新事業に関する資材内容の見直しなどに時間を要するためで、厚生労働省と調整の上、新事業の開始日を変更することになった。開始日は確定した段階で改めて公表する。

 

19日の通知で都道府県薬剤師会宛てに周知した。緊急避妊薬販売の環境整備に向けたモデル事業は昨年度、今年度の2年間で実施する計画となっており、昨年度事業の購入者への事後アンケートでは、緊急避妊薬の服用が必要になった場合に約8割が「医師の診察を受けずに薬局で薬剤師の面談を受けてから服用したい」と回答するなど肯定的な結果が得られていた。

 

今年度事業は参加薬局を約200軒追加し、前年度調査で課題とされた薬剤師が販売時に用いる資材の内容を更新して、事業開始に向けた準備を進めていた。

 

前年度事業から継続している145薬局を対象とした販売・調査研究では、薬局で使用する資材やマニュアルについて旧版を使用するため、新事業開始日の変更に伴う影響はないとしている。

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出典:薬事日報

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