【第111回薬剤師国試】合格率例年並みの68.49% ~ 私立大3校が90%超え 厚生労働省
厚生労働省は25日、第111回薬剤師国家試験の結果を公表した。受験者数1万2774人のうち、合格者数は8749人で前回より415人減少。合格率は68.49%で前回より0.36ポイント減少したが、例年並みとなった。6年制新卒の合格率は86.25%で前回より1.29ポイント上昇した。合格率90%を超えた5校のうち私立大が3校を占め、合格ラインは前回と同一の426点。都道府県別では最多の東京都が983人となったが、1000人を割り込んだ。
6年制新卒者の合格者は6711人で合格率は86.25%、6年制既卒者は2013人で41.33%だった。新卒者は前回の84.96%から1.29ポイント上昇し、既卒者は2.61ポイント低下した。
男女別の合格率は、男性64.76%、女性70.83%と前回と同様に女性の合格率の方が高かった。大学の設置主体別の合格者数は、国立が482人(合格率79.41%)、このうち6年制新卒が434人(87.85%)、6年制既卒が34人(47.22%)、その他(旧4年制卒、受験資格認定者)が14人(34.15%)だった。公立は335人(82.92%)、このうち6年制新卒が308人(91.94%)、6年制既卒が26人(41.27%)、その他が1人(16.67%)となった。
また、私立は7931人(67.43%)、このうち6年制新卒が5969人(85.86%)、6年制既卒が1953人(41.24%)、その他が9人(12.16%)だった。
大学別の合格率では、90%を超えたのは前回より1校減少した5校で、50%を下回ったのは1校増加した11校だった。合格率が最も高かったのは金沢大の94.87%で、岐阜医療科学大94.00%、国際医療福祉大福岡薬学部93.15%、名城大92.28%、山陽小野田市立山口東京理科大90.52%が続き、合格率9割を超えた私立大は3校に上った。新卒の合格率100%を達成したのは、前回と同様に東北大と京都大、新たに九州医療科学大が入った。
出願者数に対し受験者数は1万2774人で、何らかの理由で受験しなかった人は1487人と、前回の1515人から28人減少した。
合格基準は、▽全問題の得点が426点以上▽必須問題について、全問題への配点の70%以上で、かつ構成する各科目の得点がそれぞれ配点の30%以上▽禁忌肢問題選択数は2問以下――とされた。
問92と問199については、設問が不明確で正解が得られないとして、採点対象から除外された。問287に関しては、複数の正解があるため、複数の選択肢を正解として採点した。
都道府県別の合格者数で前回から大きく増加したのは広島県の40人で、愛知県28人、岐阜県24人、北海道17人、和歌山県15人が続いた。一方、東京都は合格者数で最多だったものの、前回より94人減少した983人で1000人を割り込んだ。
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出典:薬事日報



薬+読 編集部からのコメント
第111回薬剤師国家試験の結果を厚生労働省が公表。合格率は例年並みの68.49%で、6年制新卒の合格率は86.25%と前回より1.29ポイント上昇し、合格率90%を超えた5校のうち私立大が3校を占めています。