本記事は株式会社ネクスウェイが提供する「医療情報おまとめ便サービス」2017年6月号特集「私たちの薬剤選び『ジェネリック医薬品』」患者さんに最適な薬はどれだろう? CASE04眼科患者向けP,11-12を再構成したものです。
サカエ薬局
東京都足立区竹の塚1-30-20
ドクターとの信頼関係のもとジェネリック医薬品を積極的に使用
Q.「サカエ薬局」さんの特徴についてお聞かせください。
主に近隣の整形外科、眼科、そして内科の処方箋を受け付けています。処方箋の数で比較すると、眼科が45%、整形外科と内科で50%、残りは他の病院からという状況です。
患者さんは高齢者が中心。土地柄もあってか下町情緒あふれる方が多いのでアットホームな雰囲気となっています。なんでも質問いただける薬局を目指して頑張っているところです。
です。
現状、整形外科は一般名処方となっており、うちではたいていジェネリック医薬品を選択しています。眼科は銘柄指定ですがやはりジェネリック医薬品の指定も多いため、全体の80%前後がジェネリック医薬品となっています。
診察したドクターの意向や使用経験をベースに
Q.地域の高齢者を中心とした服薬管理においてどのような薬剤選択の特徴があるのでしょうか?
基本的にお薬の使用については、ドクターが指定した薬を患者さんに使っていただくことを大前提としています。特に眼科の場合は銘柄指定で処方されますので、こちらからドクターにご提案するということはしていません。その中で、ジェネリック医薬品の薬を指定されたときは、きちんと患者さんに説明して納得いただくことを心がけています。
それに、ドクターが指定する薬は、患者さんの症状を直接診て選択したものですし、ドクター自身が使用した印象や経験も踏まえてより良いものを選んでくださっています。
ドクターとしては術後の炎症などがないよう配慮して、目に優しい防腐剤フリーのものを出されるのですが、十分な使い方の説明をせずにお渡ししてしまうと、出にくいからと針で穴を開けてしまったり…使い方を誤る患者さんも少なくありません。
良い薬でも正しく使われなければドクターの意向が反映されないのでPF点眼薬の処方時には、製薬メーカーのリーフレットや製剤見本を使ってより丁寧な説明を心がけています。
容器については、患者さん目線で開発された使いやすいボトルが採用されている点眼薬もありますが、ジェネリック医薬品では丸い筒型のものが多い印象ですね。丸いと転がりやすく落としやすいため、衛生管理上の理由でドクターは使用を避けたがる傾向があります。
特に外用薬の場合は使用感がとても重要で、例えば同じヒアルロン酸系の点眼薬でもメーカーによって使用感には違いが生じます。患者さんによって好みも違いますので、単に薬効だけが全てではありません。
ですから、いかにその部分をメーカー側が発信し魅力付けをしていけるかが大切ではないでしょうか。今後はMRさんからの情報提供も含め、安心して使える工夫・改良がなされることを期待しています。
大事なことは、確かな情報提供と理解促進、かかりつけの信頼
Q.ジェネリック医薬品の利用促進や今後の課題についてお聞かせください。
現在では、高齢者にもジェネリック医薬品の存在はかなり認知されてきていると思います。ですが、その利用メリットを説明する際、単に患者さんの金銭的な負担が抑えられるということではなく、ジェネリック医薬品を推奨していくことで、増え続ける国の医療費負担の軽減につながることをきちんとお話しするようにしています。
すると、理解して切り替えてくださる方は意外と多いのです。私自身も、少しでも国のために貢献できればと思い、ジェネリック医薬品を積極的に使用しています。もちろん、試してみて良い評価ができないものは使いません。
やはり大切なのは、ドクターが処方した薬をきちんと使っていただくことで、患者さんがしっかりと治るということ。その際に、患者さんに納得して薬を受け取ってもらえるようなコミュニケーションを行うことにより、かかりつけの薬剤師になっていくことだと考えています。
※ア
株式会社日本点眼薬研究所 リンベタPF眼耳鼻科用液0.1%
※イ
参天製薬株式会社 サンベタゾン眼耳鼻科用液0.1%
※ウ
千寿製薬株式会社 ティアバランス点眼液0.1%
日東メディック株式会社 ヒアロンサン点眼液0.1%
出典:株式会社ネクスウェイ「医療情報おまとめ便サービス」特集2017年6月号