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【マツキヨHD・ココカラ】21年10月の経営統合決定~巨大ドラッグストアが攻勢

薬+読 編集部からのコメント

マツモトキヨシホールディングス(本社・千葉県松戸市)とココカラファイン(本社・横浜市港北区)が、2021年10月の経営統合に向けて契約締結し、売上高1兆円規模の巨大ドラッグストアが誕生することになります。両社は資本提携することとなり、統合新会社の代表にはマツキヨHDの松本清雄社長が就任する見込み。統合新会社は「美と健康」領域のアジアナンバーワンを目指すとともに、ドラッグストアの社会的使命として「地域包括ケアシステムの構築」も推進していく方針です。

昨年から経営統合に向けた協議を開始していたマツモトキヨシホールディングス(HD)とココカラファインは1月31日、正式に経営統合する契約を締結したと発表した。2021年10月1日の統合を目指す。新統合会社に向け、ココカラファインが発行する第三者割当増資をマツキヨHDが引き受け、1株当たり6460円で約20%の株式を取得。ココカラファインはマツキヨHDの持分法適用会社となる見込みだ。売上高1兆円規模の巨大ドラッグストアがいよいよ誕生することになった。

 

両社は、昨年から経営統合に向けた協議を行ってきたが、今後の目指す方向性が一致していることを確認できたことに加え、仕入れ面をはじめ想定以上の統合シナジーが見込めると判断し、正式に経営統合を決めた。経営統合後3年目をメドに、両社で数百億円規模の収益改善効果を見込む。

 

また、経営統合の一環として、両社が資本提携することも発表。ココカラファインが発行する第三者割当増資をマツキヨHDが引き受け、ココカラファインはマツキヨHDの持分法適用会社になる予定だ。統合新会社の代表者には、マツキヨHDの松本清雄社長が就任する方向で調整している。

 

両社の統合により、売上高は1兆円規模、店舗数は3000店を超え、いずれも業界トップとなる。調剤事業でも売上高は1000億円、拠点数も約600拠点となり、ドラッグストア業界で圧倒的なプレゼンスを獲得する。

 

今後、経営統合によって国内ドラッグストア業界の競争に勝ち残りを図り、将来的には「美と健康」領域のアジアナンバーワンを目指していく考えだ。さらにドラッグストアとしての社会的使命も意識し、地域包括ケアシステムの構築も推進していく方針を打ち出している。

 

 

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出典:薬事日報

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