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「アビガン」21日審議へ~非重篤のコロナ薬で初

薬+読 編集部からのコメント

薬事・食品衛生審議会医薬品第二部会は12月21日、富士フイルム富山化学の抗インフルエンザウイルス剤「アビガン錠200mg」(ファビピラビル)の効能・効果に、新型コロナウイルス感染症を追加する一部変更承認を審議します。厚労省は早ければ年内にも承認する見通し。国内で非重篤の新型コロナウイルス患者を対象とする治療薬登場は初となります。承認された場合は、レムデシビル、デキサメタゾンに続く3番目の国内新型コロナウイルス治療薬となります。

薬事・食品衛生審議会医薬品第二部会は21日、富士フイルム富山化学の抗インフルエンザウイルス剤「アビガン錠200mg」(一般名:ファビピラビル)の効能・効果に、新型コロナウイルス感染症を追加する一部変更承認を審議する。承認された場合、国内の新型コロナウイルス治療薬として3番目となり、厚生労働省は早ければ年内にも承認する見通しだ。

 

同日の部会では、アビガンの効能・効果に、「SARS-CoV-2による感染症(新型コロナウイルス感染症)」を追加する一部変更承認申請の可否を審議する。

 

国内で非重篤の新型コロナウイルス患者を対象とする治療薬の登場は初めてとなり、承認された場合、レムデシビル、デキサメタゾンに続く3番目の治療薬となる。

 

アビガンをめぐっては、ウイルスのRNAポリメラーゼを選択的に阻害する作用機序を持ち、同種類のRNAウイルスを持つ新型コロナウイルスに対する効果が期待されたことなどから、富士フイルム富山化学が3月から第III相試験を実施。主要評価項目を達成したことを踏まえ、10月に一部変更承認申請を行っていた。

 

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出典:薬事日報

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