コラボお薬手帳を転売～迷惑行為として通報　日本薬剤師会

日本薬剤師会は、会員薬局に順次発送を行っているテレビアニメ「薬屋のひとりごと」とのコラボお薬手帳について、フリマアプリなどで個人による転売が行われている事例があることを明らかにした。販売が確認されたフリマアプリに対しては、3日付で禁止行為の迷惑行為として通報する対応を行った。

この数日でフリマアプリ等で少量・大量様々だが個人による転売が散見されているという。日薬は「都道府県薬剤師会、地域薬剤師会を通じて会員への販売に限定したことを踏まえれば、企画の趣旨や目的に反する行為と言わざるを得ない。一般の人からも会員の行為とすれば嘆かわしいとの意見をいただいている」と遺憾の意を表明。各都道府県薬に対しては3日の通知で、転売行為を行っている場合は慎むよう周知した。

日薬は、コラボお薬手帳について各都道府県薬に必要数を調査し、100万部を印刷した。フリマアプリなどでの転売については、一般生活者から日薬にメールや電話で迷惑行為を批判する意見が寄せられたとしている。

原口亨副会長は4日の定例会見で、「都道府県薬経由でしか流通しておらず、フリマサイトでの販売はわれわれが想定している流れではない。会員薬局には、かかりつけと思っている患者さんに対して薬局の新たな取り組みの一環ということで適切な運用をお願いしたい」と呼びかけた。

コラボお薬手帳は消尽後、新たに印刷する予定はないとしている。

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