GLP1適正使用を再周知 ~ 美容目的のケトーシスで 厚生労働省
厚生労働省は14日、GLP-1受容体作動薬やGIP/GLP-1受容体作動薬について、美容や痩身を目的とした使用に伴うケトーシス関連事象の副作用報告を踏まえ、医療機関等に適正使用を改めて周知するよう都道府県などに通知した。日本肥満学会が3日に「安全な減量に関するステートメント」を公表し、インクレチン関連薬を用いた減量に伴うケトーシス関連事象への注意を呼びかけたことを受けたもの。
GLP-1受容体作動薬等をめぐっては、一部の医療機関で2型糖尿病や肥満症など承認された効能・効果の治療目的以外に、美容や痩身を目的として使用されている実態が確認されている。厚労省によると、薬剤との因果関係は不明であるものの、こうした目的で使用されたケースでケトーシス関連事象の副作用報告が寄せられている。
肥満学会は、肥満症や2型糖尿病などを有さない人にインクレチン関連薬を減量目的で使用する事例が増加していると指摘。適応外使用による健康障害には、薬剤固有の副作用だけでなく、過度な食事制限や急速な減量などリスクの高い減量行動が関与すると考えられるケースも少なくないとし、安全な減量行動の重要性を訴えた。
インクレチン関連薬を用いた減量に伴うケトーシスやケトアシドーシスなどの報告が増えているとして注意を促している。
厚労省は、6月にもGLP-1受容体作動薬等の適正使用について通知しており、承認された効能・効果や用法・用量を外れて使用した場合の安全性と有効性は確認されておらず、思わぬ有害事象による健康被害につながる恐れがあると注意喚起していた。医療従事者には使用者にリスクを説明すると共に、電子添文に基づいて適正に使用するよう求めている。
今回、同通知と肥満学会のステートメントを改めて医療機関等に周知するよう要請した。
6月の通知では、未承認薬や医薬品の適応外使用を伴う自由診療に関する広告は原則として禁止されていることを示している。一定の条件を満たして広告が可能となる場合でも、虚偽広告や他の医療機関より優良であるとする比較優良広告、科学的根拠が乏しい情報をもとに特定の手術や処置などの有用性を強調して誘導する誇大広告は禁止されている。
副作用報告については、美容や痩身などの適応外使用であったことが判明している場合、「使用理由」欄に「適応外使用(美容目的)」など、使用目的が分かるよう記載することを求めている。
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出典:薬事日報




薬+読 編集部からのコメント
厚生労働省は、GLP-1受容体作動薬やGIP/GLP-1受容体作動薬について、美容や痩身を目的とした使用に伴うケトーシス関連事象の副作用報告を踏まえ、医療機関等に適正使用を改めて周知するよう都道府県などに通知しました。