医療

「疑義照会せず調剤」を指摘 ~ 25年度の薬局共同指導で 厚生労働省

薬+読 編集部からのコメント

厚労省が2025年度の薬局に対する特定共同指導・共同指導の指摘事項を公表。調剤では、使用期限切れ等の処方箋に疑義照会なく対応したこと、禁忌等の疑いのある処方箋に対する適切な確認を行っていないことなどが指摘されています。

厚生労働省は、2025年度の薬局に対する特定共同指導・共同指導の指摘事項を公表した。調剤では、使用期限切れ等の処方箋に疑義照会なく対応したこと、禁忌等の疑いのある処方箋に対する適切な確認を行っていないことなどを指摘した。

 

指摘事項は、調剤全般、調剤技術料、薬学管理料、事務的事項、調剤報酬明細書(レセプト)の記載に分類して公表した。調剤全般では、使用期間を超過した処方箋や、医療機関名・用法・用量が抜けた不完全な処方箋に対して、医師への疑義照会を行わずに調剤した事例が確認された。また、禁忌や適応外、重複投薬、相互作用の疑いがある処方に対し、適切な確認やその記録(薬歴への記載等)を怠っていたケースも報告された。

 

調剤技術料・薬学管理料では、既に薬価基準にある製品と同規格の自家製剤加算の算定や、判断プロセスが不明確な計量混合調剤加算の不適切な算定が指摘された。さらに、服薬指導の実態に関わらずレセプトコンピュータが自動で指導料を算定する初期設定になっていた事例も確認された。

 

かかりつけ薬剤師指導料、在宅訪問、一包化(外来服薬支援料2)などにおいて、医師の了解や患者の同意、具体的な指導理由の記載が不足している現状も見られた。

 

事務的事項では、管理組織などの変更届の遅れに加え、自社ホームページを開設しているにも関わらず、義務化されている明細書の発行状況をウェブサイトに掲載していない不備が挙げられた。

 

調剤報酬明細書の記載については、期限切れの麻薬小売業免許番号の記載や、一包化における加算料欄の名称記載漏れなどが指摘された。

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出典:薬事日報

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