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キイトルーダ、11月収載見送り‐非小細胞肺癌承認後に目指す

薬+読 編集部からのコメント

抗PD-1抗体「キイトルーダ点滴静注」。MSDは2016年11月の薬価収載を見送ると発表しました。類似薬「オプジーボ」の薬価引き下げが議論される中、「承認申請中の非小細胞肺癌の適応取得後、もっとも早いタイミングで薬価収載を目指す」とコメントを発表しています。

MSDは9日、9月に承認を取得した根治不能な悪性黒色腫を効能・効果とする抗PD-1抗体「キイトルーダ点滴静注20mg、同100mg」(一般名:ペムプロリズマブ)について、今月の薬価収載を見送ると発表した。類似薬の「オプジーボ」の緊急的な薬価引き下げが議論される中、MSD広報部門では、「高額医薬品の薬価の緊急的対応を含めた議論を鑑み、今月の薬価収載を見送った」とコメント。「承認申請中の非小細胞肺癌の適応取得後、もっとも早いタイミングで薬価収載を目指す」との方向だ。

 

キイトルーダは、国内で承認を取得した悪性黒色腫のほか、今年2月には非小細胞肺癌適応でも承認申請を行っている。高額薬剤の薬価をめぐる一連の動きの中で、薬価収載に関する検討を進めてきたが、現段階では収載の見送りを決定した。

 

現在、開発中の適応症では、膀胱癌、肺癌、乳癌、大腸癌、胃癌、頭頸部癌、多発性骨髄腫、ホジキンリンパ腫、肝癌、卵巣癌、前立腺癌などが後期段階にあり、治癒不能な進行・再発の胃癌で厚生労働省から「先駆け審査指定制度」の対象品目に指定されている。

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出典:薬事日報

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