薬剤師会

生涯学習確認試験、第1回は415人合格‐健康サポ薬局の牽引役に

薬+読 編集部からのコメント

「第1回薬剤師生涯学習達成度確認試験」の合格者が1026人の受験者のうち、415人だったと日本薬剤師研修センターが発表しました。合格率は約40%。合格者にはかかりつけ薬剤師・薬局、健康サポート薬局の牽引役としての活躍が期待されています。

日本薬剤師研修センターは、日本医療薬学会、日本病院薬剤師会、日本薬学会、日本薬剤師会の5団体による生涯学習の新たな評価の仕組みとなる「第1回薬剤師生涯学習達成度確認試験」に415人が合格したと発表した。


 

同試験は、今年7月31日に、▽札幌市(北海道大学)▽仙台市(東北医科薬科大学)▽東京都(昭和大学旗の台キャンパス)▽名古屋市(名古屋市立大学田辺通キャンパス)▽大阪府豊中市(大阪大学豊中キャンパス)▽岡山市(就実大学)▽福岡市(九州大学大橋キャンパス)――の7カ所で実施。

 

試験には、1127人の申し込みがあったが、実際に受験したのは1026人。このうち合格者数は415人で、合格率は約40%だった。

 

開催都市別に合格率を見ると、岡山市の52%が最も高く、次いで名古屋市の51%、仙台市の42%、大阪府豊中市の38%、札幌市の37%、東京都の36%、福岡市の34%と続いた。合格者には、今月下旬をメドに合格通知と合格証を郵送する予定。

 

確認試験は、学術論文こそないものの、出題範囲も広いとされている。試験を実施した研修センターの豊島聰理事長は、今回の試験結果について、「思ったより良かったのでは」との印象を語った。

 

また、試験問題について、「それなりにリーズナブルなものが出題されていたと聞く」と述べ、設問の内容や難易度が一定水準以上だったことを強調。「試験のための勉強が十分にできなかった」状況で、合格率が40%を超えた要因について、「普段から自己研鑽し、それなりの実力を備えた人たちが受けてくれたためでは」と分析した。

 

その上で、合格者に対して、厚生労働省が進める、かかりつけ薬剤師・薬局や、健康サポート薬局などを「ぜひ牽引してもらいたい」とした。

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出典:薬事日報

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