医療

多剤併用対策で啓発資材 ~ 薬局の一元管理が重要 厚生労働省

薬+読 編集部からのコメント

ポリファーマシー対策の考え方や実践方法を医療従事者向けに分かりやすく解説した普及啓発資材が、厚労省から公表されました。指針等の内容をイラストや図表を用いて視覚的に示すと共に、文章量を抑えることで理解しやすい構成となっています。

厚生労働省は、ポリファーマシー対策の考え方や実践方法を医療従事者向けに分かりやすく解説した普及啓発資材を公表した。指針等の内容をイラストや図表を用いて視覚的に示すと共に、文章量を抑えることで理解しやすい構成とした。

 

今回作成したのは、「高齢者の医薬品適正使用指針総論編」「同各論編(療養環境別)」「地域における高齢者のポリファーマシー対策の始め方と進め方」「病院における高齢者のポリファーマシー対策の始め方と進め方」の4種類。

 

総論編では、薬局による処方・調剤の一元管理の重要性を強調した。複数医療機関の受診や重複処方がポリファーマシーの要因になるとした上で、お薬手帳の活用などを通じて処方状況を把握し、一元管理することで解消につながると整理した。また、病院薬剤師と薬局薬剤師の連携や、入退院時の情報共有、訪問看護師との連携、在宅医療や介護施設における多職種協働の重要性も示した。

 

各論編では、外来・在宅、回復期・慢性期病院、介護施設の療養環境ごとに高齢者の薬物療法における留意点や対策を整理した。退院・退所時の情報連携では、薬剤情報提供書やお薬手帳等の活用を推奨。薬剤師には残薬や他院処方の確認などを通じた情報収集と減薬への提案機能を求めた。

 

病院編では、新たにポリファーマシー対策に取り組む医療機関が直面しやすい人員不足、多職種連携、患者・家族への説明・同意取得などの課題に対する具体的な対応策や手順を提示した。人員・時間不足への対応では、タスクシフト・シェアの導入や年齢や服用薬剤数による対象患者の段階的な絞り込みを推奨した。

 

地域編では、地域全体の取り組みを推進する地域ポリファーマシーコーディネーターと、患者の処方状況を把握し処方変更を提案する薬剤調整支援者の配置を提案。地域の医療・介護関係者が連携しながら対策を進める体制整備の重要性を示した。

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出典:薬事日報

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