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後発品シェア75%に到達‐昨年8月の調剤費は3%減

薬+読 編集部からのコメント

厚生労働省の調査によると、後発品のシェアは75%に達しました。

薬事日報の記事によると、処方せん1枚当たりの
●調剤医療費が最も高かったのは…

トップ 京都府 1万0833円
最下位 佐賀県 7789円

●伸び率が最も高かったのは…
トップ 沖縄県 マイナス0.5%
最下位 奈良県 マイナス5.7%

だそうです。ランキング形式で解説してみました。

厚生労働省は、昨年8月の調剤医療費(電算処理分)の動向を公表した。それによると、調剤費は前年同期比3.2%減の6052億円、処方箋1枚当たり調剤医療費は3.5%減の9167円となった。後発品の数量シェアは75.0%に達した。

 

8月の調剤医療費の内訳を見ると、技術料が0.7%増の1530億円、薬剤料が4.5%減の4511億円となった。薬剤料のうち後発品薬剤料は3.5%増の827億円だった。

 

薬剤料の多くを占める内服薬の処方箋1枚当たり薬剤料は、5.6%減の5563円、処方箋1枚当たりの薬剤種類数は2.79種類、投薬日数は25.4日、1種類数1日当たり薬剤料は79円となった。

 

薬剤料の多くを占める内服薬は、203億円減の3672億円。薬効分類別で総額が最も高かった循環器官用薬が141億円減の694億円となった。伸び幅が最も高かったのは、腫瘍用薬の21億円で、総額は300億円となった。

 

処方箋1枚当たりの調剤医療費を都道府県別に見ると、最も高かったのは京都府の1万0833円で、最も低かったのは佐賀県の7789円だった。伸び率が最も高かったのは沖縄県のマイナス0.5%、最も低かったのは奈良県でマイナス5.7%となっている。

 

後発品薬剤料から後発品の割合を見たところ、数量ベースで75.0%と続伸し、75%に到達した。薬剤料ベースでは18.3%と横ばいであった。全処方箋枚数のうち、後発品を調剤した処方箋枚数の割合を示す後発品調剤率は71.9%となった。

 

都道府県別の後発品数量ベースは、沖縄県が85.0%と最も高かった一方、徳島県が67.4%と最も低かった。後発品調剤率についても沖縄県が80.8%と最も高く、東京都が66.7%と最も低かった。

 

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出典:薬事日報

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