【厚労省】薬局など過剰発注自粛を ~ 限定出荷のホルモン製剤 厚生労働省
厚生労働省は8日付の事務連絡で、抗悪性腫瘍経口黄体ホルモン製剤の「メドロキシプロゲステロン酢酸エステル錠200mg製剤」について、医療機関や薬局に対して過剰発注を控え、当面の必要量に応じた在庫確保にとどめるよう協力を要請した。
今回の通知では、医療機関に対して過剰な発注を自粛し、当面必要な量のみの購入を求めている。合わせて、患者の状態を踏まえ、医学的に代替薬への切り替えが可能な場合にはその活用を検討するよう呼びかけた。
薬局に対しても同様に、必要量に見合った適切な在庫確保と過剰発注の自粛を求めている。
一方、卸売販売業者に対しては、過去の納入状況や医療機関・薬局の在庫状況、患者数の動向などを考慮した供給を行い、地域や施設間での偏在が生じないよう配慮することを要請。特に、新規に開設された医療機関などが不利にならないよう、最大限の配慮を行う必要があるとした。
同剤をめぐっては、先発品である協和キリンの「ヒスロンH錠200mg」において、原薬製造所の製造機器変更に伴うトラブル等が発生したことから、2月以降、限定出荷の状態が続いている。
製造販売業者では、新規も含めた原薬製造所からの調達検討や増産など、安定供給に向けた取り組みを進めているものの、足元では医療機関や薬局が必要な量を十分に網羅できないケースが生じており、供給不足への懸念が続いていた。
こうした状況を受け、厚労省は製造販売業者に対し、代替原薬の速やかな確保や増産といった必要な措置を継続するよう要請した。
限定出荷の解除には一定の期間を要する見込みであることから、その間は限られた医療資源を必要な患者へ適切に届けることが重要であるとし、関係各所への周知と協力を求めている。
出典:薬事日報


薬+読 編集部からのコメント
抗悪性腫瘍経口黄体ホルモン製剤の「メドロキシプロゲステロン酢酸エステル錠200mg製剤」について、厚労省が医療機関や薬局に対して過剰発注を控え、当面の必要量に応じた在庫確保にとどめるよう協力を要請しました。