”漢方”に強くなる! まるわかり中医学 更新日:2024.04.22公開日:2022.09.13 ”漢方”に強くなる! まるわかり中医学

知れば知るほど奥が深い漢方の世界。患者さんへのアドバイスに、将来の転職に、漢方の知識やスキルは役立つはず。薬剤師として今後生き残っていくためにも、漢方の学びは強みに。中医学の基本から身近な漢方の話まで、薬剤師・国際中医師の中垣亜希子先生が解説。

第84回 「ハトムギ(薏苡仁・ヨクイニン)」の効能とは?美肌や胃腸に良い穀物の王様!

今回のテーマは、日本のドラッグストアでよく見かけるハトムギ入りの化粧水に入っている「ハトムギ」です! 昔から「イボとり名人」として有名なので、イボとりの薬として認識している方もいらっしゃるかもしれません。今回は、漢方薬としての「ハトムギ(薏苡仁・ヨクイニン)」の効能や活用法について紹介します。

1.食品なら「ハトムギ」医薬品なら「ヨクイニン」

ハトムギはその見た目から「真珠の麦(Pearl Barley:パールバーレイ)」と呼ばれ、栄養価の高さから「穀物の王様」とも呼ばれます。
 
収穫前のハトムギは、画像のように殻に包まれています。殻に包まれた状態でも、殻だけでも、殻を除いた白い雑穀もすべて「ハトムギ」と言います。「ハトムギ」という言葉がいったい何を指しているのか、とてもあやふやなのです。
 
食品と医薬品では呼び名が変わったり、使う部位や加工形状もさまざまだったりで、正直、「ハトムギください」と言われても、漢方薬局の人は「どのハトムギ?」となります。

殻を除いた白い雑穀は、食品や化粧品の分野では一般的に「ハトムギ」、医薬品では「薏苡仁(ヨクイニン)」と呼び名が変わります。「ハトムギ錠剤」という商品名でも、医薬品の場合は箱の裏面などに必ず「日本薬局方ヨクイニン」などと書かれています。
 
白い雑穀部分の粉末もあります。医薬品扱いでは「ヨクイニン末」「ヨクイニン粉末」などと呼ばれ、食品扱いでは、「ハトムギの粉末」「ハトムギパウダー」などと呼ばれます

2.殻を焙じて砕いて「ハトムギ茶」

殻を焙(ほう)じて砕いたものは、「焙じハトムギ茶」などの名前でお茶(食品)として売られていて、とても香ばしくて風味の良いお茶です。サービス精神のあるメーカーさんほど、このお茶に白い雑穀部分を混ぜてくれているように、個人的に思います。

古くから中薬として使われるのは白い雑穀部分であることから、後述する薬効があるのはあくまでも白い雑穀部分と言えます。とはいえ、「焙じハトムギ茶」は、ドクダミなどクセの強い生薬をお茶にする際に組み合わせて飲みやすい味にするのに重宝します。

3.ポン菓子にした「ハトムギ」は、お茶やおやつに

白い雑穀部分をポン菓子にしたのもハトムギです。そのまま食べてもいいですし、水から煮て(煎じて)ハトムギ茶として飲めます。しょう油をかければお煎餅のような味に、蜂蜜をかければ甘いお菓子になります。そのほか、クルトン代わりにサラダやポタージュにパラパラかけるのもおいしくておすすめです。

4.“医薬品・ヨクイニン”と“食品・ハトムギ”の違い

「医薬品」のヨクイニンは「皮無し(脱殻した白い雑穀部分)」のみを言い、「食品」のハトムギは「皮無し」と「皮あり」の両方があります。
 
食品なのか医薬品なのかは、「医薬品」表記の有無で見分けられます。「医薬品」なら必ず箱や袋に「医薬品」であることを明記しなければなりません。表記が無ければ、「食品」扱いということになります。
 
ヨクイニンに限らず、医薬品の生薬においては、残留農薬や放射性物質(17都県のみ)、重金属などの有害物質の検査が必ず行われます。ただし、医薬品の生薬を扱っている老舗の生薬問屋さんのほとんどは、食品扱いの生薬であったとしても、医薬品と同等の検査を行っていることが多いようです。

5.“美肌”や“イボとり”だけじゃない! ヨクイニンのはたらきは“胃腸の働きを助け、水分代謝を良くする”こと

中薬学でハトムギは、「ヨクイニン(薏苡仁)」と呼ばれ、「利水滲湿薬(りすいしんしつやく)」に分類されています。水分代謝のトラブル、胃腸虚弱、皮膚や粘膜のデキモノなどに対して、単味あるいは他の生薬と組み合わせて用いられます。
 
利水滲湿薬は、平たく言うと、「水分代謝を改善し、湿邪(しつじゃ=水のだぶつき)を解消する薬物」です。ちなみに薬味が淡味(たんみ)のものが多いことから、淡滲利湿薬(たんしんりしつやく)とも呼ばれます。
 
薏苡仁の四気五味(四性五味)は「微寒性、甘味・淡味」なので、次のような作用があることが分かります。
 
またヨクイニンは、「脾のグループ」「胃のグループ」「肺のグループ」に作用します。これを中医学では「脾・胃・肺に帰経する」などと表現します。

・微寒性=少し冷たい・冷やす性質。「微」なので、そこまで冷やさない。
・甘味=補う(補)、痛みを和らげる(緩急・かんきゅう)、おなかを平和にする(和中・わちゅう)のイメージ。
・淡味=水のダブつきを解消する(滲、利(しん、り):滲利水湿・通利小便)のイメージ。

 

■生薬や食べ物の「四気(四性)」 

6.ヨクイニンの効果と使用例

日本のある老舗の漢方薬メーカーのヨクイニンの錠剤(医薬品)の効能・効果には、「排膿、利尿、鎮痛作用がある。関節浮腫、皮膚のさめはだ、身体の疼痛(リウマチ、神経痛)、いぼ」とあり、また、別の老舗の漢方薬メーカーのヨクイニンの生薬(医薬品)の効能・効果には、「いぼ、皮膚のあれ」と記載されています。
 
これらの効能・効果は、ヨクイニンにおおまかに(1)~(4)のような中医学的な作用・効果や、(5)のような古くからの使用法があることに基づいています。ここでは、ほんの一部分だけ紹介したいと思います。

(1)利水滲湿作用:水のダブつきを解消
(2)健脾作用:消化器系の働きを助ける
(3)除痹作用:風湿邪による痛み・しびれを除く
(4)清熱排膿作用:熱を冷まして膿を排出する
(5)古くから、イボとり、美肌に

 

(1)利水滲湿作用:水のダブつきを解消

ヨクイニンには、水分代謝を良くして、水のダブつき(=湿邪:しつじゃ)を解消する、利水滲湿(りすいしんしつ)作用があり、むくみ、尿量減少、特に脚気による水腫に対して、よく他の利水滲湿薬や健脾薬と共に用います。

また、ヨクイニンは微寒性であることから、ただの湿邪はもちろん、湿邪と熱邪が合わさった「湿熱邪(しつねつじゃ)」に対しても使いやすいです。湿熱邪による感染症や皮膚病(ジクジクタイプ)、湿熱邪による淋証、湿熱邪による痹証(身体の痛み)などに応用され、多くは他の生薬と組み合わせて使われます。

(2)健脾作用:消化器系の働きを助ける

ヨクイニンは、「脾(ひ)≒消化器系」の働きを健やかにする「健脾(けんひ・けんぴ)」作用があり、先の利水滲湿作用も併せ持つことから、胃腸が弱くて水分代謝がうまくいかないさまざまな状況に用います。
 
中医基礎理論では、五臓のうち、人体の水分代謝を担う三大臓器は「脾(消化器系)」と「肺」と「腎」なので、「脾・胃・肺に帰経する」ヨクイニンが上記のタイプに適していることがよく分かりますよね。
 
「脾虚+湿邪」があると、慢性的な下痢~ゆるめ、食欲があまりない、むくみやすい、おりものが多い、舌の両端に歯型の模様がつく(歯痕:しこん)、舌苔が多め、などの証候があらわれます。また、「脾虚+湿邪」がある人は、湿気の多い季節・気候・台風など気圧の変化が苦手な傾向があります。湿度が高いと、いつもの症状が更に悪化する・いつもは無い症状があらわれるなど、体調が悪くなりがちです。

こういった、「脾虚+湿邪」に対して、ヨクイニンは「健脾作用+利水滲湿作用」をもって解消してくれます。茯苓(ぶくりょう)などの、ほかの健脾作用・利水滲湿作用のある生薬と組み合わせて用いることが多いです。

(3)除痹作用:風湿邪による痛み・しびれを除く

ヨクイニンは、風湿邪(ふうしつじゃ)による身体の痛みや痺れ(しびれ)を緩和する作用があります。風湿邪とは、風邪(ふうじゃ)と湿邪(しつじゃ)が合わさった状態です。風湿邪による身体の痛み・筋肉のけいれん・神経痛・筋肉痛・関節痛などに用いられます。
 
例えば、風湿邪タイプのリウマチ・五十肩・坐骨神経痛のほか、関節の浮腫(関節に水が溜まって痛い)などの状況に、他の生薬と組み合わせて用いられます。すべてのリウマチ・五十肩・坐骨神経痛にヨクイニンが効くわけではなく、あくまでも風湿邪が原因のタイプにヨクイニンも配合される、という点にご注意ください。

(4)清熱排膿作用:熱を冷まして膿を排出する

ヨクイニンには、熱を冷まして、膿を排出する働き「清熱排膿」作用があります。この働きには、上述した、湿熱邪を除く作用が関係しています。

肺廱(はいよう:肺膿瘍、肺の化膿症)や腸廱(ちょうよう:虫垂炎)などに使われます。一般的な化膿のある状況に用いることができるので、ニキビやそのほかの皮膚病、化膿したり炎症があったりするような状況に、ほかの生薬と組み合わせて使うと良いでしょう。

(5)古くから、イボとりに!美肌に!

古くからヨクイニンは、イボの薬として使われてきました。イボには、おおまかに「ウイルス性イボ」と、紫外線や加齢が原因の「老人性イボ」の2種類がありますが、ヨクイニンは主に「ウイルス性イボ(青年性扁平疣贅、尋常性疣贅など)」で用いられます。
 
患者さんたちが美肌にもなるからと、半信半疑で飲み続けていたら、ある日ほんとうに取れたと異口同音に言うので、意外と効くんだなぁと思います。皮膚科の専門医も、漢方薬局にヨクイニン粉末を買いにきたりします。

また、美肌目的にも使われます。肌荒れ・サメ肌や、キメが荒い・ザラザラ・くすみ、またアトピー性皮膚炎といったさまざまな皮膚トラブル(皮膚病)などに、ヨクイニンは使えます。美肌目的ではなく病名がつく皮膚トラブルで飲む場合は、ヨクイニン単品よりも他の漢方薬と組み合わせて、相乗効果で効きが良くなるように思います。

7. ヨクイニンの効能は? 中医学の書籍をもとに解説

ここでは中薬学の書籍で紹介されている「ヨクイニン」の効能を見ていきましょう。
効能の欄には、四字熟語のような文字が並んでいます。一瞬ギョッとするかもしれませんが、漢字の意味から効能のイメージを掴むのに役立ちます。

薏苡仁(よくいにん)

【分類】
利水滲湿薬

【出典】
神農本草経

【処方用名】
薏苡仁・苡仁・米仁・玉米・薏米・生苡仁・生米仁・生薏仁・炒苡仁・炒米仁・炒薏仁・ヨクイニン

【基原】
イネ科GramineaeのハトムギCoix lachrymal-jobi L. var ma-yuen STAPFの種皮を除いた成熟種子。

【性味】
甘・淡、微寒

【帰経】
脾・胃・肺

【効能】
利水滲湿(りすい・しんしつ)・健脾(けんぴ)・除痹(じょひ)・清熱排膿(せいねつ・はいのう)

【応用】
1.
尿量減少、水腫、脚気および脾虚による下痢などに用いる。薏苡仁は、淡滲利湿できて健脾も兼ねるため、茯苓(ぶくりょう)の効能に似ている。水湿が体内に滞留しているもの、特に脾虚湿腥(ひきょ・しつせい/しっせい)のものに適切である。脾虚湿腥による食欲不振、下痢、水腫、腹脹、脚気水腫に対して、薏苡仁とともに利湿・健脾薬を配合して用いる。また、薏苡仁は微寒に偏り、清利湿熱(せいり・しつねつ)できるため、湿熱淋証(しつねつりんしょう)に用いることもできる。
処方例)楊氏経験方(ようしけいけんほう)では薏苡仁を単味で煎じて石淋(尿路結石)を治療した。
また、薏苡仁は、湿温で邪が気分にあり湿邪偏腥のものに適用する。多くは杏仁(きょうにん)、蔲仁(ずにん)、半夏(はんげ)、厚朴(こうぼく)などの薬と一緒に用いる。
処方例)三仁湯、藿朴夏苓湯

2.
風湿による痹痛(ひつう)、筋脈の痙攣に用いる。薏苡仁は、滲湿し、筋脈の痙攣を緩和することができる。
処方例)麻黄杏仁薏苡甘草湯(まおうきょうにんよくいかんぞうとう)は薏苡仁を佐薬とし麻黄・杏仁・甘草を配合したもので、風湿による全身の痛みや日哺発熱(午後3時~午後5時の発熱)を治療する。
《食医心鏡》には、薏苡仁粥(薏苡仁の粉末を煮て粥にし、これを毎日食べる)が慢性的な風湿痹・筋脈の痙攣・水腫などを治療すると書かれている。

3.
肺廱(はいよう)、腸廱(ちょうよう)に用いる。薏苡仁は、清熱排膿(せいねつ・はいのう)することができるため、内廱(ないよう)の治療に用いられる。肺廱の咳や膿痰の治療に、葦茎(いけい)・冬瓜仁・桃仁(とうにん)を配合して葦茎湯(いけいとう)を用いる。腸廱の治療に、敗醤草(はいしょうそう)・丹皮(たんぴ)・桃仁(とうにん)を配合して用いる。

【用量】
10-15g。薏苡仁は、効力が穏やかなため、容量は多めに長期間服用すると良い。健脾には炒用し、そのほかは生用する。煎じ薬、丸剤、散剤のほか、スープに入れたり、米と一緒に煮てお粥にしたり、ご飯と一緒に食べる。食療の佳品である。

 
※【処方用名】【基原】は『中医臨床のための中医学』(医歯薬出版株式会社)より引用/【分類】【出典】【性味】【帰経】【効能】【応用】【用量】は『中医学』(上海科学技術出版社)より部分的に抜粋し筆者が和訳・加筆したもの

このように、ヨクイニンは、胃腸の働きを助け、水分代謝を良くして湿邪を解消することで、湿邪が引き起こす身体の痛み・関節痛・むくみに、また慢性的な胃腸虚弱の胃もたれ・下痢に用いられます。

また、清熱排膿することから肺化膿症・虫垂炎などの炎症・化膿している状態に使われます。古くからイボ・皮膚の荒れなどの皮膚病に対して治療薬として、また美肌目的にも使われています。
 
使用上の注意としては、ヨクイニンは薬力が穏やかなため、大量に用いる必要があります。赤ちゃんからお年寄りまで養生食として最適ですが、「子宮収縮作用」があるため、妊娠中は避けましょう

8.胃腸が弱い人におすすめ「ヨクイニン入りご飯」

中国最古の薬物書である『神農本草経』では、365種の中薬を、「上品120種(じょうほん)」「中品120種(ちゅうほん)」「下品125種(げほん)」に分類して説明しています。その中で、ヨクイニンは上品に分類されています。上品は、無毒のため長期服用が可能、元気を補い身体を軽くし、不老長寿の養生として適している中薬です。
 
ヨクイニンは脾胃(消化器系)の働きを助けます。また、ヨクイニン自体が消化の負担になるという心配もあまりありません。強く冷やすこともないので、それほど体質を選ばずに老若男女の養生食として最適です。上品に分類されていることから、安心して長期間使えることが分かります。
 
脾虚(消化器系が弱い)の人は、飲食物の消化・吸収が苦手ですから、自分のキャパシティを超えて消化しきれなかった飲食物は「湿邪(水のだぶつき)」として体内に溜まっていきます。

特に日本人は、脾(消化器系)が弱く、しかも生ものや冷たい飲食を好む傾向にあり、なおかつ多湿な環境であることから、「脾虚+湿邪」の体質の人がとても多いように感じます。そのような体質・状況の人に、脾胃の働きを助けつつ、湿邪を除くヨクイニンは最適です。

レシピ1:ヨクイニン入りご飯

白米ですら胃もたれするくらい胃腸が弱い人は、白米とヨクイニンを1:1で炊くのがおすすめです。ヨクイニンは水でよく洗い、水に浸して一晩冷蔵庫で保管。翌日、洗った白米と一緒にいつも通りに炊飯器で炊けばOKです。食べると胃もたれしなくなってきて、白米の比率を少しずつ増やせます。

レシピ2:ヨクイニンのお粥

とことん胃腸が弱い人は、白米より胃腸に優しいヨクイニンと粟(あわ)でお粥を作ると良いでしょう(白米は入れても入れなくても良い)。トロトロ~っとして、とってもおいしいですよ。

レシピ3:ヨクイニン入りミネストローネ

家族の日々の食事に、あまりヨクイニンっぽさが出ないように取り入れたい方は、「ミネストローネ」がおすすめです。いつも通りのミネストローネを作る際に、よく洗ったヨクイニンを加熱調理の最初から入れて煮こんでください。私はズボラですので、無心で野菜を切って、切って、切りまくって(ストレス発散)、大鍋にスープを作り、お鍋ごと冷蔵庫に保管しています。
 
食べる際はスープを器によそって電子レンジにかけ、好みで粉チーズ・エキストラバージンオリーブオイル・パセリ・ヨクイニンのポン菓子などをかければ、朝食や休みの日のブランチに最適です。これ一皿で、良質なたんぱく質・たっぷりの野菜・炭水化物・良質な脂質が摂取できます。ぜひ、お試しください!

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参考文献:
・小金井信宏『中医学ってなんだろう(1)人間のしくみ』東洋学術出版社 2009年
・丁光貢迪(編著)、小金井信宏(訳)『中薬の配合』東洋学術出版社2005年
・凌一揆(主編)『中薬学』上海科学技術出版社 2008年
・中山医学院(編)、神戸中医学研究会(訳・編)『漢薬の臨床応用』医歯薬出版株式会社 1994年
・神戸中医学研究会(編著)『中医臨床のための中薬学』医歯薬出版株式会社 2004年
・戴毅(監修)、淺野周(翻訳)、印会河(主編)、張伯訥(副主編)『全訳 中医基礎理論』たにぐち書店 2000年
・許 済群 (編集)、 王 錦之 (編集)『方剤学』上海科学技術出版社2014年
・神戸中医学研究会(編著)『中医臨床のための方剤学』医歯薬出版株式会社 2004年
・伊藤良・山本巖(監修)、神戸中医学研究会(編著)『中医処方解説』医歯薬出版株式会社 1996年
・創医会学術部(主編)『漢方用語大辞典』燎原 1995年
・高金亮(監修)、劉桂平・孟静岩(主編)『中医基本用語辞典』東洋学術出版社 2008年
・王財源(著)『わかりやすい臨床中医臓腑学 第3版』医歯薬出版株式会社 2016年
・李時珍(著)、陳貴廷等(点校)『本草綱目 金陵版点校本』中医古籍出版社 1994年

 
 

中垣 亜希子(なかがき あきこ)

すがも薬膳薬局代表。国際中医師、医学気功整体師、国際中医薬膳師、日本不妊カウンセリング学会認定不妊カウンセラー、管理薬剤師。
薬局の漢方相談のほか、中医学・薬膳料理の執筆・講演を務める。
恵泉女学園、東京薬科大学薬学部を卒業。長春中医薬大学、国立北京中医薬大学にて中国研修、国立北京中医薬大学日本校などで中医学を学ぶ。「顔をみて病気をチェックする本」(PHPビジュアル実用BOOKS猪越恭也著)の薬膳を担当執筆。

すがも薬膳薬局:http://www.yakuzen-sugamo.com/

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